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国内テニス

【全日本テニス最終日】徳田廉大、ケガを乗り越え悲願のタイトル獲得!「やっと報われた」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.11.05

女子ダブルス優勝の瀬間詠里花/伊藤あおいと男子ダブルス優勝の渡邉聖太/市川泰誠。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

女子ダブルス優勝の瀬間詠里花/伊藤あおいと男子ダブルス優勝の渡邉聖太/市川泰誠。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 一方、男子シングルス決勝に続いて行なわれたのが男女のダブルス決勝。センターコートの第2試合に組まれた女子ダブルス決勝では、伊藤あおい/瀬間詠里花が6-3 7-6(4)で光崎楓奈/松田美咲を破り初優勝した。

 第1セットをすんなりと手にした伊藤/瀬間組であったが。「自分の甘さが出た」(伊藤)という第2セットは、思うようにポイントが取れずタイブレークにもつれ込む。だが「ストレートアタックや前に出てしっかり動いていこう」と考えることで落ち着きを取り戻し、「目の前のポイントに集中できるようになった」(瀬間)ことで流れを引き戻し、最後は7-4と振り切って念願のタイトルを手にした。

「瀬間さんの気合とか声が大事な場面で励みになっています」と語る伊藤に対して、「私はガッツが出過ぎてヒートアップしてしまうところがあるので、あおいちゃんが落ち着いているので助かります」とお互いのキャラクターが良い反応を生んでいると認める二人。19歳と34歳という年の差を感じさせない良好な関係性が「日本一」の称号を引き寄せたといえよう。
 
 一方、センターコートの第3試合に組まれた男子ダブルス決勝では、第2シードの市川泰誠/渡邉聖太が 6-3 6-2で 第4シードの田口涼太郎/羽澤慎治を破り初優勝を飾った。

 2週間前に開催されたATPツアーである「ジャパン・オープン」にペアは違うものの、それぞれダブルスの本戦に出場した二人。「トップ選手の取り組み方を目の当たりにしてすごく勉強になった」と語る渡辺は、今回の全日本にはトレーナーに帯同してもらい2週間かけて準備を整えたという。

 その甲斐あって「大会中はフィジカルが落ちなかった」という渡邉と市川は、決勝を含む全4試合で1つもセットを落とすことなく頂点にたどり着き、自らの取り組みが正しかったことを証明してみせた。

◆男子シングルス決勝の結果(11月5日)
〇徳田廉大(イカイ)[5] 6-2 6-2 白石光(SBCメディカルグループ)[7] ●

◆男子ダブルス決勝の結果
〇市川泰誠/渡邉聖太(ノア・インドアステージ/橋本総業ホールディングス)[2] 6-3 6-2 田口涼太郎/羽澤慎治(Team REC/JCRファーマ)[4]●

◆女子ダブルス決勝の結果
〇伊藤あおい/瀬間詠里花(SBC メディカルグループ/橋本総業)[1] 6-3 7-6(4) 光崎楓奈/松田美咲(フリー/橋本総業)●

※[ ]内の数字はシード順位

取材・文●小松崎弘(スマッシュ編集部)

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