専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「たくさんの観客の応援がすごくうれしかった」大坂なおみが全米OPと今シーズンの歩みを振り返る<SMASH>

内田暁

2024.08.31

日本のツアーを楽しみしているという大坂。日本のファンに向けて、今年4月のBJKの時のように「盛り上がってほしい」と本音を口にした。(C)Getty Images

日本のツアーを楽しみしているという大坂。日本のファンに向けて、今年4月のBJKの時のように「盛り上がってほしい」と本音を口にした。(C)Getty Images

 試合経験を何より欲する大坂は、アジアを主戦場に移す今後のツアーも、精力的に回っていく心づもりだ。10月14日に大阪市で開幕する「木下グループ・ジャパンオープン」、そして翌週に東京都開催の「東レ・パンパシフィック・オープン」に連続出場するのも、一日でも早く、かつての感覚を取り戻したいとの渇望の表れだ。
 
 大坂が日本で試合をするのは、今年4月に有明で開催された「ビリー・ジーン・キング・カップ」(女子国別対抗戦/以下BJK)以来。

「BJKはすごく楽しかったので、また日本に戻り、東京と大阪で試合ができるのがすごくうれしい」

 穏やかに、大坂が笑った。
 
 さて……、実は話しは、ここで終わらない。迷いながら「えっと……」と言葉を続けた彼女は、「いいや、気にしないで!」、「でもね……、やっぱり止めておこうかな」と言いよどみ、考えをめぐらし、言葉を選びに選びながら、ついに意を決したように言った。

「他の国に比べて日本の観客は、すごく礼儀正しい。でも、もっと賑やかでも良いなと思うの。BJKの時は、みんな賑やかで、すごく楽しかった。だから……東レパンパシフィックと大阪でも、そんな感じで盛り上がってほしいなって思うの」

 大歓声を浴びながら、日本のファンの前で戦う――そんな日を、大坂は心待ちにしている。

現地取材・文●内田暁

【PHOTO】2回戦で敗退も…華麗な特注ウエアで全米OPを戦った大坂なおみを厳選ショットで紹介!

【関連記事】大坂なおみ、全米オープン2回戦敗退!元世界8位ムチョバと競り合うもセットを奪えずストレートで押し切られる<SMASH>

【関連記事】大坂なおみをテニスコートで世界有数の“スーパーヒーロー”に変身させる「奇妙な感覚」<SMASH>
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号