第2試合には錦織が登場。相手はデ杯初出場の23歳、ジェイコブ・ファーンリーだ。昨年11月にヘルシンキの下部大会で錦織が勝っているが、ファーンリーは今年の全豪オープンで3回戦に進んでキャリアハイの77位までランクアップしており、当時より成長しているのは想像に難くない。
はたして蓋を開けてみると、それ以前に「今日は自分がずっと悪かった」と錦織が低調すぎた。「サービスが入らずに苦戦した。リズムを作れなかった」と錦織。
第3ゲームで早々にブレークされると、その後もサービスキープに苦しみ、ブレークチャンスを握ってもモノにできない。リズムに乗れないから、生命線であるストロークでも鋭いショットが単発でしか決まらず、続かないためだ。第9ゲームで2つ目のブレークを喫し、3-6で第1セットをダウン。
対照的にファーンリーは最近の充実ぶり証明するように当たりまくった。サービス、ストロークとも強力で、リターンは前に入って思い切り叩き、ネットプレーも効果的に織り交ぜるオールラウンダーぶり。「サーブがいいし、かなり攻撃的にプレーしてきて、自分が焦ってしまった」と錦織も打つ手がない。
第2セットは1-1から錦織が先にブレークして生き返ったかに見えたが、次のサービスを30-40からダブルフォールトで落としてしまい、波に乗れず...。「リードすることがあまりなかったので、相手に楽にプレーさせてしまった」という悪循環で、ファーンリーはますますギアを上げ、第6ゲームでもブレークに成功。「最後まで感覚をつかめなかった」という錦織は、このセットも3-6で落とし、デ杯では2016年の同じイギリス戦でアンディ・マリーに敗れて以来の黒星を喫した。
この1週間ほどサービスの調子があまり良くなかったという錦織は「その不安がそのまま出てしまった」と悔やむ。そして「フォームがバラバラになっていた部分があったので修正したい」と復調を期す。
初日を終えて日本の添田豪監督は、「1勝1敗ということで明日が決戦。もう終わったことなので切り替えていく」と簡潔に振り返った。2日目の日本チームの奮闘を期待したい。
【1月31日(金)試合結果】
第1試合 ○西岡良仁[7-5 6-1]ビリー・ハリス●
第2試合 ●錦織圭[3-6 3-6]ジェイコブ・ファーンリー○
【2月1日(土)試合予定:12時スタート】
第3試合 綿貫陽介/柚木武vs J・ソールズベリー/N・スカプスキ
第4試合 西岡良仁vsジェイコブ・ファーンリー
第5試合 錦織圭vsビリー・ハリス
※第2日の出場選手は変更の可能性あり
取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)
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はたして蓋を開けてみると、それ以前に「今日は自分がずっと悪かった」と錦織が低調すぎた。「サービスが入らずに苦戦した。リズムを作れなかった」と錦織。
第3ゲームで早々にブレークされると、その後もサービスキープに苦しみ、ブレークチャンスを握ってもモノにできない。リズムに乗れないから、生命線であるストロークでも鋭いショットが単発でしか決まらず、続かないためだ。第9ゲームで2つ目のブレークを喫し、3-6で第1セットをダウン。
対照的にファーンリーは最近の充実ぶり証明するように当たりまくった。サービス、ストロークとも強力で、リターンは前に入って思い切り叩き、ネットプレーも効果的に織り交ぜるオールラウンダーぶり。「サーブがいいし、かなり攻撃的にプレーしてきて、自分が焦ってしまった」と錦織も打つ手がない。
第2セットは1-1から錦織が先にブレークして生き返ったかに見えたが、次のサービスを30-40からダブルフォールトで落としてしまい、波に乗れず...。「リードすることがあまりなかったので、相手に楽にプレーさせてしまった」という悪循環で、ファーンリーはますますギアを上げ、第6ゲームでもブレークに成功。「最後まで感覚をつかめなかった」という錦織は、このセットも3-6で落とし、デ杯では2016年の同じイギリス戦でアンディ・マリーに敗れて以来の黒星を喫した。
この1週間ほどサービスの調子があまり良くなかったという錦織は「その不安がそのまま出てしまった」と悔やむ。そして「フォームがバラバラになっていた部分があったので修正したい」と復調を期す。
初日を終えて日本の添田豪監督は、「1勝1敗ということで明日が決戦。もう終わったことなので切り替えていく」と簡潔に振り返った。2日目の日本チームの奮闘を期待したい。
【1月31日(金)試合結果】
第1試合 ○西岡良仁[7-5 6-1]ビリー・ハリス●
第2試合 ●錦織圭[3-6 3-6]ジェイコブ・ファーンリー○
【2月1日(土)試合予定:12時スタート】
第3試合 綿貫陽介/柚木武vs J・ソールズベリー/N・スカプスキ
第4試合 西岡良仁vsジェイコブ・ファーンリー
第5試合 錦織圭vsビリー・ハリス
※第2日の出場選手は変更の可能性あり
取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)
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