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海外テニス

全豪で7人が本戦進出!東京五輪に航路を定めた日本人選手たちの熱き戦い【全豪オープンテニス】

内田暁

2020.01.31

全豪では自身最高となる3回戦進出を果たした西岡。日本人選手の多くが母国開催のオリンピックに照準を合わせている。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

全豪では自身最高となる3回戦進出を果たした西岡。日本人選手の多くが母国開催のオリンピックに照準を合わせている。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 そして今、オリンピックを明確な到達点に定めて戦うのが、土居と同じくミキハウス所属の西岡だ。

 1年前の時点ですでにオリンピックを念頭に入れ、ツアーの回り方も考慮してきた。今大会の初戦で「普段は緊張しない自分が、硬くなった」のも、「どうしても今、オリンピックというのが見えてきているから」だったという。

 4年前……、何かと意識することの多い杉田のリオ・オリンピックで戦う姿に、羨望の目を向けた過去も大きいだろう。出場を確実にする50位以内をまずは目指し、今季の西岡は、現地での調整を重視しながらツアーを転戦するつもりだと言った。
 
 西岡が活躍すれば、互いに刺激を与え合う関係の杉田や、西岡との親交が深い内山靖崇も燃える。悲願のトップ100入りも果たした内山は、「オリンピック出場を目指し、得意なハードコートを中心に回っていく」とのビジョンを明かす。杉田は、「オリンピックがあるのでポイントを追わなくてはいけないところもあるが、できる限り早く、ツアーで戦えるランキングに持っていきたい」と、目に鋭い光を宿した。
 
 オリンピックというスポーツ界最大の祭典をテコとして、日本選手たちは切磋琢磨の強度を高める。そして、その帰結として至ったグランドスラムで、選手たちは改めて「この大舞台で戦いたい」との渇望を深めた。

 2年ぶりに全豪のシングルス本戦に戻ってきた日比野は「私はここに居るべき選手」だと断言し、ジョコビッチとセンターコートで戦った伊藤は、「すごく良い経験だったし、楽しかった。楽しさをつかめたのは今後のモチベーションになるし、大きいコートでもっともっとやりたい」と無垢な笑顔を広げる。

 それぞれが各々のゴールと、そこに至る順路を思い描きつつ、日本勢は好循環の輪を築きながら新シーズンのスタートを切った。

文●内田暁

【PHOTO】全豪オープン本戦出場の熱き日本人プレーヤーたち!
 

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