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海外テニス

ジョコビッチ入国騒動を徹底解説!ビザが発行された昨年11月からの詳細と経緯<SMASH>

内田暁

2022.01.16

裁判所の結論次第ではジョコビッチは3年間オーストラリアに入国できない可能性がある。(C)Getty Images

裁判所の結論次第ではジョコビッチは3年間オーストラリアに入国できない可能性がある。(C)Getty Images

 ところが、事態はこれで収まらない。全豪オープン開幕を3日後に控えた14日、オーストラリアのアレックス・ホーク移民相が、再びジョコビッチのビザを取り消したのだ。この処置に対してもジョコビッチは異議を申し立てており、16日現在、連邦裁判所で再審理が行われている。

 なお、ジョコビッチのコロナ感染時期とその前後の行動に関しては、陽性と知りながら自主隔離をしていなかったとして、さらなる火種となっている。

 12月16日の夜にPCR検査の陽性結果が出ていたが、ジョコビッチは翌17日に記念切手発行の式典や、子どもたち向けのイベントに出席していた。この事実がCNN等のメディアで報じられると、ジョコビッチは自らのインスタグラムで、「不当な糾弾を受けている」と反論。「陽性結果を知ったのはイベント等に出た後だった」と自らのインスタグラムで主張したのだ。
 
 ただ同じ投稿の中で、12月18日には、フランスのスポーツ紙『レキップ』の取材を、「記者たちを落胆させたくなかったから」との理由で受けたと明記。

「誤った判断だった」とつづったものの、この行動に関しては、セルビアの首相も遺憾の意を表明している。

取材・文●内田暁

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