アメリカの大学では、恵まれた環境で、高校時代のTシャツがフィットしなくなるほどにフィジカルを大幅強化。
同時に、世界に出れば小柄に類する身体で、勝利をつかみ取る術も習得した。
「僕の身長は175センチ。190センチや2メートルの選手と戦っていくには、色んなスキルや対応力を得ていく必要がありました」
プレーの基軸は、高校時代から変わらずベースラインからの攻撃的スタイル。今はそこに、ボレーやロブなどのバリエーションが加わった。
今回のSBCドリームテニスでも、菊地は持ち前の攻撃テニスで、予選ラウンドから負けなしで決勝に勝ち上がる。その頂上決戦の場で相対したのは、高校時代からのライバルである羽澤。菊地の成長を測るには、格好の試金石だった。
果たして試合では、羽澤が得意とするネットプレーを、菊地が鋭いパッシングショットで封じる場面が幾度もあった。ドロップショットにも軽快なフットワークで追いつき、攻撃の起点へと変えていった。
「菊地くんの良いところは、早いタイミングでフラット系のショットを、フォア・バック両方から打ち分けられるところ。その良いところは高校時代から引き継ぎつつ、こっちが揺さぶりをかけても、あまり動じなかった。テニスがしっかりしているなと、対戦しながらすごく感じていました」
それが6年ぶりの再戦で、羽澤が肌身で感じた菊地の成長だった。
大学を卒業し、取るものもとりあえず帰国して出場した大会で、菊地はいきなり優勝し、プロとしての大きな一歩を踏み出した。
当面は日本で調整しつつ、アメリカを拠点にすることも視野に入れているという。より良い環境と大きな器を求め、軽快なステップで「グランドスラムと、2028年のロサンゼルスオリンピック」へと進んでいく。
取材・文●内田暁
【画像】SBC Dream Tennis Tour 2022/Final Round | 優勝の清水悠太、桑田寛子ら上位入賞選手を一挙紹介!
同時に、世界に出れば小柄に類する身体で、勝利をつかみ取る術も習得した。
「僕の身長は175センチ。190センチや2メートルの選手と戦っていくには、色んなスキルや対応力を得ていく必要がありました」
プレーの基軸は、高校時代から変わらずベースラインからの攻撃的スタイル。今はそこに、ボレーやロブなどのバリエーションが加わった。
今回のSBCドリームテニスでも、菊地は持ち前の攻撃テニスで、予選ラウンドから負けなしで決勝に勝ち上がる。その頂上決戦の場で相対したのは、高校時代からのライバルである羽澤。菊地の成長を測るには、格好の試金石だった。
果たして試合では、羽澤が得意とするネットプレーを、菊地が鋭いパッシングショットで封じる場面が幾度もあった。ドロップショットにも軽快なフットワークで追いつき、攻撃の起点へと変えていった。
「菊地くんの良いところは、早いタイミングでフラット系のショットを、フォア・バック両方から打ち分けられるところ。その良いところは高校時代から引き継ぎつつ、こっちが揺さぶりをかけても、あまり動じなかった。テニスがしっかりしているなと、対戦しながらすごく感じていました」
それが6年ぶりの再戦で、羽澤が肌身で感じた菊地の成長だった。
大学を卒業し、取るものもとりあえず帰国して出場した大会で、菊地はいきなり優勝し、プロとしての大きな一歩を踏み出した。
当面は日本で調整しつつ、アメリカを拠点にすることも視野に入れているという。より良い環境と大きな器を求め、軽快なステップで「グランドスラムと、2028年のロサンゼルスオリンピック」へと進んでいく。
取材・文●内田暁
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