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海外テニス

全仏オープン9月に延期と発表。全米の1週間後、秋の男女ツアー開催に影響か【テニス】

スマッシュ編集部

2020.03.18

昨年の覇者であり、全仏オープンでは12回の優勝を数えるラファエル・ナダル。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

昨年の覇者であり、全仏オープンでは12回の優勝を数えるラファエル・ナダル。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 3月17日(現地時間)テニスの四大大会(グランドスラム)の一つである全仏オープンが、コロナウイルスの拡大による現在の隔離措置を鑑み、5月24日~6月7日に開催する予定だった大会を、9月20日~10月4日に変更すると、FFT(フランステニス連盟)が発表した。

 公式ホームページで発信されたのは、「隔離措置により準備を続けることができず、その結果、当初の予定日にトーナメントを開催することが不可能となった」とし、「COVID-19との戦いに参加しながら、2020年のトーナメントを維持できる唯一のオプションを選択した」として、日程の変更に至ったという。現在フランスでは全土で外出制限が設けられている。
 
 3月初旬の時点では、屋外のクレーコートで行なわれるため、大会の延期や中止は検討していないと表明していたが、突然の発表となった。

 しかしながらこの日程は、予定どおり開催されれば、全米オープンの1週間後、男子のATP、女子のWTAツアーがヨーロッパやアジアで開催される時季となっている。東京で開催される男子のATP大会、楽天オープンは翌10月5日から始まる日程だ。

 現状を考えれば素早い決断ともいえるのだろうが、ATPとWTA、そしてその他のグランドスラムと連携が取れているのか、現時点では不明となっている。選手たちにも事前に知らされていた様子はない。テニス界はしばらくこのニュースに揺れることになりそうだ。

構成●スマッシュ編集部

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