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国内テニス

”選手と参加者たちの安全を守りつつ"日本の女子トップを招いたテニスクリニック&エキジビションが開催される!

内田暁

2020.06.26

今回のイベントは多くの制約を設けながらも、可能性を模索し未来へと踏み出す一歩となったはずだ(写真前列左から、華谷和生、岡村恭香、日比野菜緒、加藤未唯)。写真:内田暁

今回のイベントは多くの制約を設けながらも、可能性を模索し未来へと踏み出す一歩となったはずだ(写真前列左から、華谷和生、岡村恭香、日比野菜緒、加藤未唯)。写真:内田暁

 テニスがしたいと望む愛好家たちに、安全かつ楽しくプレーして欲しい。さらには大会やツアーの再開を待ち望むファンたちに、トッププレーヤーの姿を見せてあげたい――。
 
 そのような志しを実現すべく、大阪を中心にテニススクールを運営するモリタスポーツ・サービスが、ダイドードリンコの協賛のもと6月21日(日)に府内でクリニックおよびエキジビションを行なった。

 イベントに招かれた選手は、いずれも兵庫県を練習拠点とする日比野菜緒、加藤未唯、岡村恭香、そして華谷和生の4名。ラケットを握ったばかりの小学生からスクールで日頃腕を磨く上級者たちまで、総計60人の参加者と4時間近くボールを打ち合い、参加者たちを笑みに満たした。

 このコロナ禍の状況下で、いかに選手と参加者たちの安全を守りイベントを行なうか――。

 それは主催者たちが最も心を砕き、修正と改善を重ねてきた点だった。
 
 会場となった『wellスポーツガーデン登美丘』は、緊急事態宣言発令以降、2カ月近く施設を閉じていた。それでも不幸中の幸いで、多くのスポーツクラブやジムで退会者も相次ぐなか、スクール生からは「早くテニスがやりたい!」と再開を望む熱が高まっていたという。

 ならば今回のイベントを無事開催し、「このような対策を取れば、レッスンや試合ができるという1つのロールモデルを示そう」とのモチベーションが、主催者側でも高まっていく。国や公共機関が示す感染症対策ガイドラインに則り、なおかつ参加者たちに満足してもらえる環境の模索が始まった。

 そこでスクール側が徹底したのは、まずは換気。屋内施設ではあるが、多くの出入り口を開いた上に大型ファンで空気を入れ替え、暑さ対策として冷房にも留意した。

 さらに、クリニックやエキジビションへの参加者数も当初の予定より削減。1つのコートに5人を超える人数が入らないようにし、小学生の部以外は同伴者もなし。エキジビションマッチの観客は十分な間隔が取れるよう、こちらも従来から人数を削減し100人を定員とした。
 

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