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海外テニス

全仏オープンテニス賞金額が前年よりも大幅アップ!シングルス優勝者は220万ユーロ(約3億円)獲得<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.05.06

優勝賞金がコロナ前の水準に近づくとともに、パンデミックで疲弊した選手を救うため予選と1回戦の賞金額がアップされた(写真は2021年大会)。(C)Getty Images

優勝賞金がコロナ前の水準に近づくとともに、パンデミックで疲弊した選手を救うため予選と1回戦の賞金額がアップされた(写真は2021年大会)。(C)Getty Images

 テニス四大大会の一つ「全仏オープン」(5月22日~6月5日/フランス・パリ)の主催者は、現地5月4日に大会賞金を昨年よりも大幅にアップすると発表。これにより男女各シングルス優勝者には、賞金220万ユーロ(約3億円)が贈られることとなった。

 全仏オープンの賞金額は新型コロナウイルスのパンデミックの影響で過去2年間は前年大会よりも減額されていた。シングルス優勝賞金の場合は、2020年が160万ユーロ(約2億2,000万円)で、2021年は140万ユーロ(約1億9,200万円)という具合である。

 だが、ここにきて世界的に「ウィズコロナ」が浸透しはじめ、これまでの様々な規制が緩和されたことによって、通常開催を視野に賞金額も増やされることになった。

 これにともない賞金総額もアップ。2021年大会は3,436万ユーロ(約47億1,800万円)だったものが、今年は4,360万ユーロ(約59億8,600万円)にアップ。通常開催されていたコロナ前の2019年大会の賞金総額4,266万ユーロ(約58億5,700万円)を上回った。
 
 さらに大会側は、「パンデミックのために経済的に最も苦しんでいる選手の支援」を目的に、今年はシングルス1回戦と予選の出場賞金を増額することも決定。コロナ禍で行動が制限されて収入が激減している下位の選手たちにとって、全仏オープン側が示した気配りは大きな励みになるに違いない。

【2022年の全仏オープン賞金額】
◆男女シングルス
優勝=220万ユーロ(約3億円)
準優勝=110万ユーロ(約1億5,000万円)
ベスト4進出=60万ユーロ(約8,200万円)
ベスト8進出=38万ユーロ(約5,200万円)
ベスト16進出=22万ユーロ(約3,000万円)
3回戦進出=12万5,800ユーロ(約1,700万円)
2回戦進出=8万6,000ユーロ(約1,200万円)
1回戦進出=6万2,000ユーロ(約850万円)

予選3回戦進出=3万1,000ユーロ(約425万円)
予選2回戦進出=2万ユーロ(約275万円)
予選1回戦出場=1万4,000ユーロ(約190万円)


◆男女ダブルス
優勝=58万ユーロ(約8,000万円)
準優勝=29万ユーロ(約4,000万円)

◆混合ダブルス
優勝=12万2,000ユーロ(約1,700万円)
準優勝=6万1,000ユーロ(約840万円)

構成●スマッシュ編集部

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