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海外テニス

アルカラス、シナーら若手がシーズン終盤に大活躍。Next Gen最終戦争いも実は白熱!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.09.16

「ATP Race to Turin」と「ATP Race To Milan」の両方でトップに立ったアルカラス。(C)Getty Images

「ATP Race to Turin」と「ATP Race To Milan」の両方でトップに立ったアルカラス。(C)Getty Images

 男子テニスのトップ選手たちがシーズン最終戦出場を懸けて競う「ATP Race To Turin」が盛り上がるなか、「Next Gen ATP Finals」の出場を争う「ATP Race to Milan」も大詰めを迎えつつある。この大会は21歳以下の年間成績上位8人のみが出場できる登竜門的な大会。Next Genの選手たちもシーズン後半に好成績を収め、熾烈なポイント争いが演じられている。

 現在、出場リストで抜きんでているのは、カルロス・アルカラス(スペイン/19 歳)とヤニック・シナー(イタリア/21歳)の2選手。すでに年齢など関係なくツアーで大活躍している彼らだが、実はまだNext Genの出場資格も持っている。

 とりわけアルカラスは全米オープンで優勝し、グランドスラム初制覇とATPランキング1位を達成して、歴史に名を刻んだ。そして「ATP Race To Milan」だけでなく「ATP Race to Turin」でもトップに立つという、珍しい状況となっている。

 一方、シナーはウインブルドン、全米オープンで準々決勝に進出し、「ATP Race to Milan」で2位をキープ。また、7月にはウマグの大会の決勝でアルカラスを破り、今シーズン初のツアータイトルを獲得している。
 
 また、若手争いの3番手であるロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/20 歳)は、ハンブルクでアルカラスを破ってツアー初優勝。ジャック・ドレイパー(イギリス/21歳)とベン・シェルトン(アメリカ/19歳)は北米のATPマスターズ1000の大会で活躍し、勢いを見せた。

 加えて、「Next Gen ATP Finals」に2年連続出場を目指しているのがブランドン・ナカシマ(アメリカ/21歳)だ。ウインブルドンでベスト8に食い込むなど、芝生のシーズンで印象的なプレーを披露した。イリ・レヘチュカ(チェコ/20歳)はATPチャレンジャー・ツアーでタイトルを獲得し、好調なシーズンを送っている。

 シーズンは残すところ約2か月。アルカラスやシナーにすれば、もはやNext Genは眼中にないかもしれないが、他の若手にとっては上を目指すための重要なステップだ。果たしてミラノへの切符を手にするのは誰か。熾烈な争いは続く。

「ATP Race to Milan」
1位 カルロス・アルカラス(スペイン/19歳)〈6446ポイント〉
2位 ヤニック・シナー(イタリア/21歳)〈2220ポイント〉
3位 ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/20歳)〈1266ポイント〉
4位 ホルガー・ビタス-ノドスコフ・ルネ(デンマーク/19歳)〈1143ポイント〉
5位 ジャック・ドレイパー(イギリス/21歳)〈925ポイント〉
6位 イリ・レヘチュカ(チェコ/20歳)〈602ポイント〉
7位 ブランドン・ナカシマ(アメリカ/21歳)〈592ポイント〉
8位 チュンシン・ツェン(台湾/21歳)〈470ポイント〉
9位 フランシスコ・パッサーロ(イタリア/21歳)〈423ポイント〉
10位 ドミニク・ストリッカー(スイス/20歳)〈374ポイント〉
※9月12日付

【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
 

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