専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
水泳

競泳ニッポン女子を救う価値ある銀メダル 自己ベスト大幅更新の18歳に海外メディア関心「力強い泳ぎ」【世界水泳】

THE DIGEST編集部

2025.08.05

18歳の成田(右)が世界水泳で初の銀メダルを獲得した。(C)Getty Images

18歳の成田(右)が世界水泳で初の銀メダルを獲得した。(C)Getty Images

 現地8月3日、シンガポールで開催した世界水泳の女子400メートル個人メドレー決勝でパリ五輪代表の成田実生が4分33秒26で銀メダルを獲得した。この種目の日本勢のメダルは2019年大会の大橋悠依以来、実に4大会ぶり。18歳の新鋭に海外メディアから熱い視線が注がれている。

 前半の200メートルは7番手とメダル圏外だった成田。後半の平泳ぎから徐々にペースを上げて追撃を開始した。300メートルのターンでは3番手まで上がり、2番手で泳ぐジェナ・フォレスター(オーストラリア)とメダルを巡る激しいデットヒートを繰り広げる。

 トップを独走するサマー・マッキントッシュ(カナダ)が今大会4つ目の金メダルを獲得するなか、成田は最後の自由形で懸命に力を振り絞りフィニッシュ。自己ベストを2秒近く大幅に更新するタイムでフォレスターと同着を果たし、銀メダルを分け合った。
 
 シニアの主要世界大会では自身初となるメダルを獲得した日本人スイマーに水泳専門メディア『swimswam』は「見過ごせない存在」として興味津々。「200メートル個人メドレーで惜しくも表彰台を逃したナリタだが、400メートル個人メドレーでは力強い泳ぎを見せた」と高評価する。

 続けて、「ナリタにとって世界選手権で初のメダルとなった。4分33秒26のタイムは自己ベストとなっただけでなく、2021年東京五輪の個人メドレー2冠に輝いたユイ・オオハシに次ぐ日本歴代2位の記録だ」と、その快泳に拍手を送った。

 メダル獲得者がないまま大会最終日を迎えた競泳ニッポン女子。個人最終種目だった400メートル個人メドレーで、18歳の成田が“メダルゼロ”の危機を救う大仕事をやってのけた。

■女子400メートル個人メドレー決勝
金メダル サマー・マッキントッシュ(カナダ) 4分25秒78(大会新)
銀メダル 成田実生 4分33秒26
〃    ジェナ・フォレスター(オーストラリア) 4分33秒26
―――――――――――――――
7位 小堀倭加 4分38秒05

構成●THE DIGEST編集部

【動画】18歳・成田実生が自己ベスト更新で銀メダル獲得した会心レース

【記事】「病気にさえなってなければ…」池江璃花子が“悔し涙”の胸中を吐露 競泳ニッポン主将として再起誓う「私はまだ闘い続けたいし、強くなりたい」【世界水泳】

【記事】「34歳での自己ベスト更新は凄い」進化する鈴木聡美に日本競泳女子レジェンドが感動 メダルまで0秒14差に敬服「心身共に強いよ、本当に強い」【世界水泳】
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    8月8日(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    8月21日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    8月21日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    8月25日(月)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    7月24日(木)発売

    定価:1100円 (税込)