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【F1】角田は「レッドブルの悪夢のシーズンを象徴する存在」と専門メディア 一方自身は「マックスにこれだけ迫れるドライバーはそう多くない」と前向き

THE DIGEST編集部

2025.08.04

シーズン前半戦の手応えと改善点を語った角田。専門メディアからは厳しい評価も...。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は、現地8月3日に行なわれた第14戦ハンガリーGP決勝に臨み、17位でチェッカーフラッグを受けた。

 角田は初日からグリップ不足に苦しみ、予選では僅差ながら16番手で3戦ぶり(今季4回目)のQ1敗退を喫した。決勝はエンジンパーツの交換でピットレーンスタートとなり、最後尾からの巻き返しに挑んだが、2度のタイヤ交換も含めて大きな変化は訪れないまま、トップから1周遅れで前半戦最後のレースを終えた。
 厳しい週末を終えた後、角田は「ポイント圏内に入るのが難しいのは分かっていましたが、フロントウィングにダメージを負った時点で、レースは事実上終わりました。ガーニーフラップが外れた影響でペースが大きく落ち、グリップも悪化して、結果的に有利な戦略を採る機会がなくなりました」とレースを振り返り、前半戦、そして今後についても言及している(F1公式サイト『F1.com』より)。

「ここまでのシーズンについては、かなり前向きな気持ちです。特にスパ(ベルギーGP)で新しいフロアのアップグレードが導入されてからは、着実に進歩してきました。マックス(・フェルスタッペン/レッドブル)との差も徐々に縮まり続けています。まだ実感はありませんが、データ上では彼(フェルスタッペン)のペースから10分の1秒しか離れていません。他のドライバーで、マックスにこれだけ迫れるドライバーはそう多くないでしょう」

「明日はすぐにファクトリーに行き、シミュレーターでテストを行ないます。どこでミスをしたのかを検証してサマーブレイク中にしっかりと改善に取り組み、後半戦をこれまでとは違う形でスタートさせなければなりません。(前半戦の)悔しさが残りますが、ポジティブな姿勢を維持し、さらに強くなって戻ってきます」
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「予選では好調さを感じさせたが、決勝ではまたしても...」