専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

「希望を感じさせる瞬間はあったが…」 角田裕毅の前半戦、海外メディアは厳しく査定「評価が大きく変わる可能性はある」と後半戦に期待も

THE DIGEST編集部

2025.08.13

チーム移籍や大クラッシュなど、波乱の前半戦を過ごした角田。(C)Getty Images

チーム移籍や大クラッシュなど、波乱の前半戦を過ごした角田。(C)Getty Images

 2025年のF1は、第14戦ハンガリーGPを終えたところでサマーブレイクに突入している。

 角田裕毅にとって前半戦は、苦しい場面が多かったようだ。レーシングブルズで好スタートを切り、第3戦日本GPでトップチームのレッドブルに昇格。着実に進歩を遂げていたが、エミリア・ロマーニャGP予選でのクラッシュから暗雲が垂れ込め、そこから予選Q1敗退を4回も喫し、7戦連続のノーポイント。ベルギーGPでは予選7番手と光が差したものの、決勝でチームの無線ミスもあり、厳しい状況が続いている。

 通算10ポイントでドライバーズランキング18位に沈んでいるレッドブルのセカンドドライバーについて、多くのメディアがここまでの働きぶりを査定している。
 
 まず10点満点の採点で全体15番目タイの「6」を与えたのはスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』。「多くの者が『ツノダがレッドブルでどこまでやれるか』を見たがっていたが、残念ながらマックス・フェルスタッペンのチームメイトというポジションが、グリッド上で最も難しい理由を思い知る結果となった」とネガティブに振り返り、以下のように続けた。

「ツノダが今季、レーシングブルズの一員としてメルボルン(オーストラリアGP)での予選で5番手、続く上海(中国GP)でも9番手と好スタートを切った過去を、多くの人々が忘れてしまっていても責められない。ここまで4回のQ1敗退、そして現在も続く7戦連続ノーポイント。2026年のシートを維持するためにも、ツノダには再開後のシーズン(後半戦)で大きなプレッシャーがかかるだろう」

 英モータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、レースごとに独自の指標によるランキングを発表しており、角田の最高順位はオーストラリアGPの「5位」、最低はサウジアラビア、オーストリアGPでの「20位(最下位)」で、平均順位は「14.643位」止まり。前半戦の寸評も厳しい内容となった。

「メルボルンで5位、上海で7位と好調だったが、レッドブル昇格以降は13位が最高だ。扱いづらい車を操り、しかもフェルスタッペンと比較される難題に直面しているのは、とくに今季の僅差の戦力図においては非常に厳しい挑戦。それでも、ハンガロリンク(ハンガリーGP)の予選でチームメイトとのタイム差がわずか0.15秒ほどだったように、希望を感じさせる瞬間はあった。しかし、週末を通してRB21(レッドブルのマシン)のポテンシャルを引き出すには至っていない」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    10月10日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月2日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    9月20日(土)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    9月25日(木)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)