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【F1】角田裕毅が後半戦へ自信「ペースが急激に向上した」 残留への新情報に英メディア反応「フェルスタッペンの相棒にふさわしいと証明する期限を設定した」

THE DIGEST編集部

2025.08.29

前半戦最後の2レースのパフォーマンスに自信を持っている角田。後半戦もこの勢いを維持できるか。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地8月31日決勝のF1オランダGPを前に、前半戦最後の数レースでのパフォーマンス向上に言及。チームアドバイザーのヘルムート・マルコ博士からの評価に対する私見、そして来季の契約に向けてチームと目標タイムを設定したと明かした。

 英専門メディア『The Race』によると、角田はサマーブレイク前2戦のベルギーGP、ハンガリーGPでドライブした新パッケージのマシンに自信を持っているという。「アップデートが導入された途端、僕のペースは急激に向上した。ハンガリーでは、練習走行から僕と(チームメイトの)マックス(・フェルスタッペン)の差は非常に小さかった。『ちょっと待って、もしかしたらポテンシャルがあるかもしれない』と感じたんだ」と振り返った。

 残留に向けて結果が求められるなか、チームからの評価の面でも上記2レースは「少し役に立った」と角田。その理由について、「おそらくチーム、特にヘルムートは、パッケージの違いという点で、僕とマックスの差をあまり認識していなかった」と振り返っている。つまり低調なパフォーマンスはマシン性能によるもの、と改めて証明できたと考えているようだ。
 
 そして、「どの程度のタイムを目指すかについてもチームと合意した。良いパフォーマンスを見せて、来年の契約内容を決めるためだ」ともコメント。同メディアはこの発言を「レッドブルがツノダに対して、フェルスタッペンのパートナーにふさわしいドライバーだと証明するための(オーディション)期限を事実上設定したと強く示唆している」と解釈している。

 チームからの評価は前半戦最後の2レースで覆せたと考えている角田。「ヘルムートは水面下で何か考えているのかもしれないが、正直言って、何を考えているのかは分からない」と前置きしつつ、以下のように残り10戦を意味づけた。

「今のところ、彼(マルコ博士)はまだ僕がパフォーマンスを発揮すると期待しているようだ。今ではアップデートの有無が実際に大きな違いを生んでいたとある程度認識しているはず。おかげで、状況がどう展開していくかを見極める時間が少し増えた。僕はパフォーマンスを発揮する必要があるが、僕の理解が正しければ、彼は(ドライバー起用の)判断にまだ少し時間をかけるつもりだろう」

 角田は特に対チームメイト成績でこれまでにないほど4連覇王者に接近する良い形で前半戦を終えた。後半戦で求められるのは間違いなく結果だろう。

構成●THE DIGEST編集部

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