F1レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーは現地8月31日の第15戦オランダGPで自身初、チームとしても4年ぶりとなる3位表彰台に輝いた。レース後の記者会見では、これまでのレースを振り返ったほか、レッドブル昇格の話題にジョークで返す場面が見られた。
予選4番手の高順位でグリッドについたハジャーだったが、スタート時点で表彰台フィニッシュは「非現実的」だったという。「フェラーリやメルセデスと戦うのは非常に難しいから、正直言って目標は上位入賞だった。でも、最後の20周あたりで『もし上位で何かが起これば表彰台に立てる』と気づいた。(2番手走行中の)ランド(・ノリス/マクラーレン)がトラブルに見舞われた時、ポディウムを確信した」と回顧する。
ハジャーのF1デビューは華々しいものではなかった。今季開幕戦オーストラリアGPでは11番グリッドを獲得しながら、ウェットコンディションのフォーメーションラップで単独スピンを喫しリタイヤ。スタートできずに涙のデビューレースとなった。
「車のなかで『僕の人生は終わった』と思ったけど、すぐに『こういうこともある』と立ち直れた」というハジャー。第3戦日本GPで8位入賞し初ポイントを獲得し、以降安定した走りでチームをけん引し続け、今回ついにチャンスを掴んだ。
「大きな奇跡も起こらずに表彰台に立つなんて予想していなかった。特にシーズンのこの時期に立てるなんて。純粋なペースで(予選)4番手を獲得できただけでも素晴らしい結果だったが、3位になれて本当に嬉しい」
また、2位フィニッシュのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とチームメイトになった際のイメージを問われた。フェルスタッペンが「ひどいだろうね、冗談だよ」とおどけて会場の笑いを誘うと、ハジャーも「マックスの隣はごめんだ。苦手だよ。それだけだ」とフェルスタッペンに乗っかった。
そんなジョークを放ったハジャーだが、フェルスタッペンにはたびたびアドバイスを求める間柄だといい、2人で表彰台に立った感想を求められると、以下のように喜びを表した。
「ああ、最高の気分だよ。マックスはジュニア時代からずっと尊敬していた選手。(フェルスタッペンとの)5年間は素晴らしい経験だった。同じコースを走り、レースのほとんどを彼の後ろで過ごし、常に2、3秒差で、しかも彼の地元で初めて表彰台を共にできたのは、本当に素晴らしいと思う」
このまま順当にいけば、来季にはシニアチームへの昇格が有力視されている。今回のレース後にレッドブルのローラン・メキース代表から「レッドブル昇格に値する」(英専門局『Sky Sports』より)との評価を受けたフランス人ドライバーの今後の動向に注目が集まっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】3位チェッカーのハジャーが喜び爆発!チームと表彰台を祝う
予選4番手の高順位でグリッドについたハジャーだったが、スタート時点で表彰台フィニッシュは「非現実的」だったという。「フェラーリやメルセデスと戦うのは非常に難しいから、正直言って目標は上位入賞だった。でも、最後の20周あたりで『もし上位で何かが起これば表彰台に立てる』と気づいた。(2番手走行中の)ランド(・ノリス/マクラーレン)がトラブルに見舞われた時、ポディウムを確信した」と回顧する。
ハジャーのF1デビューは華々しいものではなかった。今季開幕戦オーストラリアGPでは11番グリッドを獲得しながら、ウェットコンディションのフォーメーションラップで単独スピンを喫しリタイヤ。スタートできずに涙のデビューレースとなった。
「車のなかで『僕の人生は終わった』と思ったけど、すぐに『こういうこともある』と立ち直れた」というハジャー。第3戦日本GPで8位入賞し初ポイントを獲得し、以降安定した走りでチームをけん引し続け、今回ついにチャンスを掴んだ。
「大きな奇跡も起こらずに表彰台に立つなんて予想していなかった。特にシーズンのこの時期に立てるなんて。純粋なペースで(予選)4番手を獲得できただけでも素晴らしい結果だったが、3位になれて本当に嬉しい」
また、2位フィニッシュのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とチームメイトになった際のイメージを問われた。フェルスタッペンが「ひどいだろうね、冗談だよ」とおどけて会場の笑いを誘うと、ハジャーも「マックスの隣はごめんだ。苦手だよ。それだけだ」とフェルスタッペンに乗っかった。
そんなジョークを放ったハジャーだが、フェルスタッペンにはたびたびアドバイスを求める間柄だといい、2人で表彰台に立った感想を求められると、以下のように喜びを表した。
「ああ、最高の気分だよ。マックスはジュニア時代からずっと尊敬していた選手。(フェルスタッペンとの)5年間は素晴らしい経験だった。同じコースを走り、レースのほとんどを彼の後ろで過ごし、常に2、3秒差で、しかも彼の地元で初めて表彰台を共にできたのは、本当に素晴らしいと思う」
このまま順当にいけば、来季にはシニアチームへの昇格が有力視されている。今回のレース後にレッドブルのローラン・メキース代表から「レッドブル昇格に値する」(英専門局『Sky Sports』より)との評価を受けたフランス人ドライバーの今後の動向に注目が集まっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】3位チェッカーのハジャーが喜び爆発!チームと表彰台を祝う




