フルセットの死闘を制した。
現地9月3日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は準々決勝が行なわれ、15年ぶりのメダル獲得を目指す日本はオランダに3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝ち、予選リーグから無傷の5連勝でベスト4進出を決めた。日本は6日の準決勝でアメリカ対トルコの勝者と対戦する。
日本は石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは小島満菜美が起用され、前回のタイ戦と変わらないメンバーで臨んだ。
日本は立ち上がり、オランダに連続得点を許し3-8とビハインド。タイムアウトで仕切り直し、和田の鋭いアタックを皮切りに佐藤が巧みに決めて10-13。長いラリーの末、和田が押し込み2点差。さらに宮部のサービスエースで12-13と1点差に迫る。
日本は同点に追いつくと、終盤までオランダと激しく競る。だが和田が相手の高いブロックの網にかかると、宮部も止められて19-24。最後は日本のサーブアウトとなり、第1セットを落とした。
第2セットは日本が反撃する。序盤は和田、佐藤が連続得点を挙げリードするが、石川がオランダに連続ブロックされて再びビハインド。7-10になったところでアクバシュ監督は流れを変えるため、佐藤に代わり北窓絢音を投入する。
この交代が功を奏して10-10に追い付くと、宮部のツーアタックで日本が勝ち越し。12-10から日本は8連続得点で大きくリードを広げる。好調な和田がスパイクを決め、島村の移動攻撃、さらに北窓、石川が決めて20-15と突き放す。一時2点差にされたが、またも和田がライトから強烈スパイク。石川の1枚ブロックも決まり、日本がこのセットを奪い返した。
セットカウント1対1で迎えた第3セットは日本が1-3とリードを許すが、和田のサービスエースで4-3とすぐさま逆転。しかしオランダの高さを生かした強打とブロック、クイック攻撃に苦しみ相手ペースに。5点ビハインドを追いかける日本は和田にボールを集めオレンジの壁をなんとか崩しにいくが、最後はオランダの気迫が上回り日本は崖っぷちに立たされた。
もう落とせない日本は第4セットもオランダが常に先手を奪い9-11と苦しい展開。しかし和田がここぞの場面でサービスエース、佐藤のスパイクで連続得点し11-11に追い付く。再びオランダに2点差に広げられるもリベロの小島が好レシーブを連発。粘りのラリーを和田が決めきる。石川も大事なところで決めて15-15の同点とすると、このあと日本がサーブで崩しついに18-16と勝ち越し。このあと宮部のサービスエース、最後は若きヒロイン・佐藤がスパイクを叩きつけてガッツポーズ。窮地の日本が試合を振り出しに戻す。
最終セットは日本が序盤から3連続失点と流れがオランダに傾きかける。日本はタイムアウトをはさみながら、島村がブロード攻撃、さらに和田のエースを含む3連続得点で6-6の同点。負けられないオランダも粘りのバレーをみせ、互いに1点を取り合う痺れる展開となる。終盤に日本が連続得点を挙げ、一歩抜け出すと会場は「ニッポン!ニッポン!」コールが鳴り響く異様な雰囲気に。最後は頼れる主将・石川の渾身スパイクが決まり、日本が逆転勝利。ベスト4一番乗りを決めた。
日本は和田が両チーム最多27得点と大爆発。石川も26得点を挙げる活躍でオランダを最後の最後でねじ伏せた。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 アメリカvsトルコの勝者(9月6日)
決勝 9月7日
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「ブチギレないで」女子バレー日本代表・石川真佑が先輩に可愛く謝罪「めちゃ怒るじゃん。気づかなかったの」
現地9月3日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は準々決勝が行なわれ、15年ぶりのメダル獲得を目指す日本はオランダに3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝ち、予選リーグから無傷の5連勝でベスト4進出を決めた。日本は6日の準決勝でアメリカ対トルコの勝者と対戦する。
日本は石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは小島満菜美が起用され、前回のタイ戦と変わらないメンバーで臨んだ。
日本は立ち上がり、オランダに連続得点を許し3-8とビハインド。タイムアウトで仕切り直し、和田の鋭いアタックを皮切りに佐藤が巧みに決めて10-13。長いラリーの末、和田が押し込み2点差。さらに宮部のサービスエースで12-13と1点差に迫る。
日本は同点に追いつくと、終盤までオランダと激しく競る。だが和田が相手の高いブロックの網にかかると、宮部も止められて19-24。最後は日本のサーブアウトとなり、第1セットを落とした。
第2セットは日本が反撃する。序盤は和田、佐藤が連続得点を挙げリードするが、石川がオランダに連続ブロックされて再びビハインド。7-10になったところでアクバシュ監督は流れを変えるため、佐藤に代わり北窓絢音を投入する。
この交代が功を奏して10-10に追い付くと、宮部のツーアタックで日本が勝ち越し。12-10から日本は8連続得点で大きくリードを広げる。好調な和田がスパイクを決め、島村の移動攻撃、さらに北窓、石川が決めて20-15と突き放す。一時2点差にされたが、またも和田がライトから強烈スパイク。石川の1枚ブロックも決まり、日本がこのセットを奪い返した。
セットカウント1対1で迎えた第3セットは日本が1-3とリードを許すが、和田のサービスエースで4-3とすぐさま逆転。しかしオランダの高さを生かした強打とブロック、クイック攻撃に苦しみ相手ペースに。5点ビハインドを追いかける日本は和田にボールを集めオレンジの壁をなんとか崩しにいくが、最後はオランダの気迫が上回り日本は崖っぷちに立たされた。
もう落とせない日本は第4セットもオランダが常に先手を奪い9-11と苦しい展開。しかし和田がここぞの場面でサービスエース、佐藤のスパイクで連続得点し11-11に追い付く。再びオランダに2点差に広げられるもリベロの小島が好レシーブを連発。粘りのラリーを和田が決めきる。石川も大事なところで決めて15-15の同点とすると、このあと日本がサーブで崩しついに18-16と勝ち越し。このあと宮部のサービスエース、最後は若きヒロイン・佐藤がスパイクを叩きつけてガッツポーズ。窮地の日本が試合を振り出しに戻す。
最終セットは日本が序盤から3連続失点と流れがオランダに傾きかける。日本はタイムアウトをはさみながら、島村がブロード攻撃、さらに和田のエースを含む3連続得点で6-6の同点。負けられないオランダも粘りのバレーをみせ、互いに1点を取り合う痺れる展開となる。終盤に日本が連続得点を挙げ、一歩抜け出すと会場は「ニッポン!ニッポン!」コールが鳴り響く異様な雰囲気に。最後は頼れる主将・石川の渾身スパイクが決まり、日本が逆転勝利。ベスト4一番乗りを決めた。
日本は和田が両チーム最多27得点と大爆発。石川も26得点を挙げる活躍でオランダを最後の最後でねじ伏せた。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 アメリカvsトルコの勝者(9月6日)
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構成●THE DIGEST編集部
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