大接戦の末、力尽きた...。
現地9月7日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は3位決定戦が行なわれ、世界ランク5位の日本は同2位のブラジルに2-3(12-25、17-25、25-19、29-27、16-18)で惜敗。15年ぶりの銅メダルに、あと一歩届かなかった。
日本のスタメンは石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは福留慧美、小島満菜美を併用して臨んだ。
立ち上がりはブラジルの猛攻を止められず連続失点。石川、和田にボールを集めるも相手の高いブロック網に何度も阻まれる。ブラジルの猛打と高さに日本は対応できず、13点差をつけられ先取される。
第2セットもブラジルが主導権を握り日本は5連続失点。6-12と大きなビハインドを追う。リズムが悪いとみたアクバシュ監督は関に代えて中川つかさ、島村に代え荒木彩花の2枚を投入。流れを変えようとする。
すると石川が連続スパイクを決め、気迫溢れる攻撃で日本が4連続ポイントを挙げる。さらに佐藤のバックアタックが決まり、15-17と2点差に詰め流れを引き寄せたかにみえたが、ブラジルのエースで主将のガビが弾丸スパイクを炸裂。ここから怒とうの4連続得点を許し、突き放される。終盤にブラジルの高い得点力が爆発し、日本はこのセットも落とした。
追い詰められた日本はアタマからセッターを中川、宮部に代えてミドルに山田二千華を起用してメンバーを大きく変える。日本は序盤から4連続得点を挙げてリズムに乗ると、23歳の佐藤が強烈なバックアタックを3本連続で決めて7-2と日本が点差を広げる。じわじわブラジルに差を詰められるが、日本は和田、佐藤、石川の連続スパイクで得点を重ねる。一時は3点差となるが佐藤がサービスエース、最後は気持ちの込もったバックアタックをブラジルコートに叩きつけて押し切った。
なんとかタイに戻したい第4セットはブラジルが立ち上がりから怒とうの5連続得点。日本は2-7と苦しい展開で追いかける。それでも石川、佐藤のスパイク。さらに相手のミスを誘う粘り強いレシーブで点差を詰め11-11と同点に追い付く。山田のサーブで崩しブロックポイントを奪うと、好調な佐藤のアタックが決まり日本が一歩リードする。
ブラジルに再び追い付かれ一進一退の攻防に。終盤に佐藤がエースを含む連続得点で勢いをつけると石川、和田の豪打が炸裂。だがブラジルが底力を示し、デュースに持ち込む。互いに1点を奪う痺れる展開は佐藤が気合のスパイクで決着。準決勝後は大粒の悔し涙を流したヒロインが勝利への執念をみせ、日本が土壇場でフルセットマッチに持ち込む。
15点先取の最終セット、ブラジルに2-5とビハインドも覚醒した佐藤、頼れる主将・石川の得点で点差を徐々に詰める。佐藤は攻撃だけでなく、ブロックでも貢献し9-9の同点。両国の気迫が終盤まで激しくぶつかり合う試合はまたもデュースに。佐藤が34得点と大爆発するも、最後はブラジルの勝利への執念が僅かに上回った。
過去、重要な大会で常に大きな壁として日本の前に立ちはだかった宿敵に2セット連取されてから驚異的な粘りをみせた日本。前回大会の銀メダリストを最後まで追い詰めたが、最後の最後で力尽きた。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 ●1-3トルコ
3位決定戦 ●2-3ブラジル
構成●THE DIGEST編集部
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現地9月7日、バレーボール女子の世界選手権(タイ・バンコク)は3位決定戦が行なわれ、世界ランク5位の日本は同2位のブラジルに2-3(12-25、17-25、25-19、29-27、16-18)で惜敗。15年ぶりの銅メダルに、あと一歩届かなかった。
日本のスタメンは石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳がスタメン出場。リベロは福留慧美、小島満菜美を併用して臨んだ。
立ち上がりはブラジルの猛攻を止められず連続失点。石川、和田にボールを集めるも相手の高いブロック網に何度も阻まれる。ブラジルの猛打と高さに日本は対応できず、13点差をつけられ先取される。
第2セットもブラジルが主導権を握り日本は5連続失点。6-12と大きなビハインドを追う。リズムが悪いとみたアクバシュ監督は関に代えて中川つかさ、島村に代え荒木彩花の2枚を投入。流れを変えようとする。
すると石川が連続スパイクを決め、気迫溢れる攻撃で日本が4連続ポイントを挙げる。さらに佐藤のバックアタックが決まり、15-17と2点差に詰め流れを引き寄せたかにみえたが、ブラジルのエースで主将のガビが弾丸スパイクを炸裂。ここから怒とうの4連続得点を許し、突き放される。終盤にブラジルの高い得点力が爆発し、日本はこのセットも落とした。
追い詰められた日本はアタマからセッターを中川、宮部に代えてミドルに山田二千華を起用してメンバーを大きく変える。日本は序盤から4連続得点を挙げてリズムに乗ると、23歳の佐藤が強烈なバックアタックを3本連続で決めて7-2と日本が点差を広げる。じわじわブラジルに差を詰められるが、日本は和田、佐藤、石川の連続スパイクで得点を重ねる。一時は3点差となるが佐藤がサービスエース、最後は気持ちの込もったバックアタックをブラジルコートに叩きつけて押し切った。
なんとかタイに戻したい第4セットはブラジルが立ち上がりから怒とうの5連続得点。日本は2-7と苦しい展開で追いかける。それでも石川、佐藤のスパイク。さらに相手のミスを誘う粘り強いレシーブで点差を詰め11-11と同点に追い付く。山田のサーブで崩しブロックポイントを奪うと、好調な佐藤のアタックが決まり日本が一歩リードする。
ブラジルに再び追い付かれ一進一退の攻防に。終盤に佐藤がエースを含む連続得点で勢いをつけると石川、和田の豪打が炸裂。だがブラジルが底力を示し、デュースに持ち込む。互いに1点を奪う痺れる展開は佐藤が気合のスパイクで決着。準決勝後は大粒の悔し涙を流したヒロインが勝利への執念をみせ、日本が土壇場でフルセットマッチに持ち込む。
15点先取の最終セット、ブラジルに2-5とビハインドも覚醒した佐藤、頼れる主将・石川の得点で点差を徐々に詰める。佐藤は攻撃だけでなく、ブロックでも貢献し9-9の同点。両国の気迫が終盤まで激しくぶつかり合う試合はまたもデュースに。佐藤が34得点と大爆発するも、最後はブラジルの勝利への執念が僅かに上回った。
過去、重要な大会で常に大きな壁として日本の前に立ちはだかった宿敵に2セット連取されてから驚異的な粘りをみせた日本。前回大会の銀メダリストを最後まで追い詰めたが、最後の最後で力尽きた。
<女子バレー日本 試合結果>
■予選ラウンド
8月23日 〇3-0カメルーン
8月25日 〇3-2ウクライナ
8月27日 〇3-1セルビア
■決勝トーナメント
ラウンド16 〇3-0タイ
準々決勝 〇3-2オランダ
準決勝 ●1-3トルコ
3位決定戦 ●2-3ブラジル
構成●THE DIGEST編集部
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