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「ローソンの動きは不必要。正直とてもイライラした」角田裕毅が怒り爆発! ペース苦戦の“元凶”元僚友の接触に苦言「越えちゃいけない一線がある」

THE DIGEST編集部

2025.09.08

接触したローソンに対して不満を爆発させた角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地9月7日、第16戦イタリアGPで9番グリッドから13位フィニッシュ。終始レースペースに悩まされた。特にリアム・ローソン(レーシングブルズ)と接触してからはその傾向が顕著となり、レース後のインタビューでは元僚友に怒りをぶつける一幕があった。

 接触があったのは28周目。タイヤライフの若い角田はホームストレートでローソンをオーバーテイク。その後ターン4のシケイン前でローソンが抜き返そうとアウト側にマシンを動かしたところで、前にいた角田がローソンに被せるようにアウト側にマシンを寄せた。しかしローソンも引かずに、角田のマシン右側がローソンの左フロントタイヤに接触しながら両車コーナーに進入したため、互いに曲がれずコース外へ飛び出した。

 その後、ローソンが前でコース復帰したものの、角田にポジションを返上。結果的に順位変動やペナルティはなかったが、両車はタイムを大きく失った。

 角田はレース後のインタビューで、この接触でマシンにダメージを負ったと語っている。「第1スティントは問題なかったが、第2スティントでは入賞争いすらしていない、ある選手によって非常に甚大なダメージを受けた。それによってペースが遅くなったんだ」とイライラを募らせた。
 
 さらに角田は「ローソンの動きは完全に不必要だった。(自分は)ポイント争いをしていたから、正直とてもイライラしたよ。言葉がないよ」と怒りをあらわに。「彼(ローソン)は"一貫して"こんな感じだ。アグレッシブなのは知っているし、それが悪いとは思わないけど、越えちゃいけない一線がある」と話し、ローソンの攻撃的なドライビング・スタイルに理解を示しつつ、以下のように批判を続けた。

「特に僕たちは(レッドブルグループという)同じチームにいる。(レーシングブルズは)どこよりも競争が激しいシートだとは知っているけど、(ローソンは)超えてはいけない一線を理解して(他ドライバーに)敬意を払う必要がある」

 一方のローソンは「ユウキが僕を追い越して、僕もユウキを抜き返そうとした。そして彼がブレーキングゾーンで押し出したというだけだ。ブレーキをした時に僕はコースのギリギリのところにいた」と証言。冷静に振り返るにとどめた。

 ローソンは前戦オランダGPでもカルロス・サインツ(ウィリアムズ)と接触。両車タイヤがパンクし、ピットインする事態に見舞われる経緯があった。

構成●THE DIGEST編集部

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