9月13日に開幕する陸上の世界選手権で注目を集めそうなのが、男子走り高跳びのジャンマルコ・タンベリ(イタリア)だ。
2021年の東京五輪で2.37メートルを跳んでムタズエサ・バルシム(カタール)と金メダルを分け合い、23年にブダペストで行なわれた前回大会では2.36メートルをクリアして大会初制覇。しかし、アクシデントに見舞われた24年のパリ五輪では2.22メートルで11位となった。
パリ五輪では開会式から話題を振りまいた。イタリア代表団の旗手を担ったタンベリは、開会式の船上パレード中に結婚指輪をセーヌ川に落として紛失。SNSで妻キアラさんに、「川に飛び込んだ指輪は、“愛の街”に永遠に残り続けるだろう。もし君が望むなら、君の指輪もあの川に投げ込もう。君がいつも言っているように、愛の誓いを新たにする口実がひとつ増えたんだ。愛しているよ」と謝罪した。
キアラさんは幼馴染の夫の投稿に、涙を流す顔文字とハートマークを付け「この出来事をロマンチックな話に変えられるのはあなただけよ」と返信。妻の好意的なワンフレーズが世界中で大きな反響を呼んだ。
一方、競技面でタンベリはアクシデントに見舞われた。東京五輪金メダリストとして臨んだ決勝当日の朝10時、自身のSNSで腎臓の疝痛発作を公表。発作は数日前から続いてたという。15時には二度の吐血と病院への緊急搬送を報告。誰もがタンベリは棄権すると思っていた。
しかし、17時頃にメイン会場のスタッド・ド・フランスに向かうバスのなかで撮影した自撮り写真を公開。「I will be there(おれは、そこに行く)」と書き込み、強行出場を宣言した。
それでも19時からスタートした決勝では、2.22メートルを3度目でようやく成功したものの、続く2.27メートルは3回とも失敗。跳べる状態ではないなか、持てる力を十分に絞り出したタンベリは、競技後に涙を流した。
そして迎える東京での世界陸上。4年前の東京五輪で金メダルに輝いた思い出の地で、タンベリはどんなジャンプを見せるのか。伊メディア『OA Sport』は、「タンベリがどんな結果を出すのかは未知数。われわれを驚かせるような活躍を出すのだろうか」と題した記事で、期待と不安を示した。
「プレシーズンの状況があまりよくないにも関わらず、4年前の東京五輪で金メダルを手にした東京に向かった。23年のブダペスト大会王者として、タイトル防衛を目指す。ただ、33歳を迎えた今年は、体力的な問題から大会への出場が少なく、8月に行なわれたドイツ・ハイブルロンでの大会では2.20メートルのシーズンベストを跳んだが、世界記録にはほど遠いものだった。東京で調子を取り戻し、決勝に進出できるのか。現実的な目標は予選突破だ」
このように不安を示した一方、「これまでのキャリアを通して見せてきたように、肝心な場面で特別な力を発揮してもらいたい」と、大舞台での勝負強さに期待を込めた。
男子走り高跳び予選は9月14日、決勝は16日に行なわれる。東京五輪で金メダルを獲得し、パリ五輪ではアクシデントに見舞われて11位に終わったタンベリは、東京での世界陸上ではどんな結果を出すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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2021年の東京五輪で2.37メートルを跳んでムタズエサ・バルシム(カタール)と金メダルを分け合い、23年にブダペストで行なわれた前回大会では2.36メートルをクリアして大会初制覇。しかし、アクシデントに見舞われた24年のパリ五輪では2.22メートルで11位となった。
パリ五輪では開会式から話題を振りまいた。イタリア代表団の旗手を担ったタンベリは、開会式の船上パレード中に結婚指輪をセーヌ川に落として紛失。SNSで妻キアラさんに、「川に飛び込んだ指輪は、“愛の街”に永遠に残り続けるだろう。もし君が望むなら、君の指輪もあの川に投げ込もう。君がいつも言っているように、愛の誓いを新たにする口実がひとつ増えたんだ。愛しているよ」と謝罪した。
キアラさんは幼馴染の夫の投稿に、涙を流す顔文字とハートマークを付け「この出来事をロマンチックな話に変えられるのはあなただけよ」と返信。妻の好意的なワンフレーズが世界中で大きな反響を呼んだ。
一方、競技面でタンベリはアクシデントに見舞われた。東京五輪金メダリストとして臨んだ決勝当日の朝10時、自身のSNSで腎臓の疝痛発作を公表。発作は数日前から続いてたという。15時には二度の吐血と病院への緊急搬送を報告。誰もがタンベリは棄権すると思っていた。
しかし、17時頃にメイン会場のスタッド・ド・フランスに向かうバスのなかで撮影した自撮り写真を公開。「I will be there(おれは、そこに行く)」と書き込み、強行出場を宣言した。
それでも19時からスタートした決勝では、2.22メートルを3度目でようやく成功したものの、続く2.27メートルは3回とも失敗。跳べる状態ではないなか、持てる力を十分に絞り出したタンベリは、競技後に涙を流した。
そして迎える東京での世界陸上。4年前の東京五輪で金メダルに輝いた思い出の地で、タンベリはどんなジャンプを見せるのか。伊メディア『OA Sport』は、「タンベリがどんな結果を出すのかは未知数。われわれを驚かせるような活躍を出すのだろうか」と題した記事で、期待と不安を示した。
「プレシーズンの状況があまりよくないにも関わらず、4年前の東京五輪で金メダルを手にした東京に向かった。23年のブダペスト大会王者として、タイトル防衛を目指す。ただ、33歳を迎えた今年は、体力的な問題から大会への出場が少なく、8月に行なわれたドイツ・ハイブルロンでの大会では2.20メートルのシーズンベストを跳んだが、世界記録にはほど遠いものだった。東京で調子を取り戻し、決勝に進出できるのか。現実的な目標は予選突破だ」
このように不安を示した一方、「これまでのキャリアを通して見せてきたように、肝心な場面で特別な力を発揮してもらいたい」と、大舞台での勝負強さに期待を込めた。
男子走り高跳び予選は9月14日、決勝は16日に行なわれる。東京五輪で金メダルを獲得し、パリ五輪ではアクシデントに見舞われて11位に終わったタンベリは、東京での世界陸上ではどんな結果を出すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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