プロボクシング世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥は９月14日、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフとのタイトルマッチに３－０で判定勝利を収めた。４団体統一王座５度目の防衛は史上最多。さらに世界戦26連勝は、元世界ヘビー級王者ジョー・ルイス、元世界５階級王者フロイド・メイウェザーと並び史上最多タイだ。

　第１Ｒ、井上は間合いを探る。終盤に右ボディストレートや左フックを当てるなど若干攻勢に。第２Ｒは前に出ようとするアフマダリエフをジャブでけん制。第３Ｒにはステップを踏む余裕を見せ、ボディに数発撃ち込んだ。
  　前に出るアフマダリエフを冷静に対処する井上。そして第６Ｒには右フックを受けるも、井上がボディへのアッパー連打をお見舞い。一気のモンスターのペースに持ち込むと、第７Ｒもジャブ、ストレートで攻めに出る。

　第８Ｒ以降も、バックステップなどで間合いを保つ。一発を当てようと接近するアフマダリエフに対して時折ジャブやストレート、アッパーなどで攻撃に転じつつ、ボディワークなどで華麗にかわす盤石のボクシングを披露した。

構成●THE DIGEST編集部

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