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角田裕毅が6位入賞の裏で成功させた1つの“任務”にライバルお手上げ「何もできなかった」 自ら意図明かす「リアムを抜くチャンスはあった。でも...」

THE DIGEST編集部

2025.09.22

6位入賞を果たした角田。ドライバーズランキング2位ノリスの足止めにも成功した。(C)Getty Images

6位入賞を果たした角田。ドライバーズランキング2位ノリスの足止めにも成功した。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地9月21日、第17戦アゼルバイジャンGPに臨み、移籍後自身最上位となる6位フィニッシュを飾った。これはレッドブルのセカンドドライバーとして昨季の第15戦オランダGP以来の好記録となった。

 9番グリッドのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がオープニングラップにクラッシュを喫するトラブルに見舞われる波乱の幕開け。6番スタートの角田はハードタイヤで安定したペースでラップを刻むと、ピットインのタイミングの違いにより一時3位に浮上した。

 39周目にピットアウトしたリアム・ローソン(レーシングブルズ)にDRSでかわされると、直後に角田もミディアムタイヤに変更し6番手でコースに復帰。その後ハードタイヤのローソンに追いついた角田だが、なかなかオーバーテイクできず。逆に7番手ランド・ノリス(マクラーレン)に追いつめられる展開が続いた。

 同じレッドブルグループでシートを争うローソンをオーバーテイクできなかった角田に対してはSNS上で「直接対決で負けた」との厳しい声も上がったが、真相は少し異なるようだ。
 
 レース後にF1公式のインタビューに応じた角田は、相棒マックス・フェルスタッペンのタイトルの可能性を少しでも高める、との重要な“任務”があったと明かした。

「リアムにアタックしてインサイドから追い抜くチャンスは何回かあったんだ。でも、マクラーレン(のノリス)が僕たち2人(ローソンと角田)をオーバーテイクするリスクがとても大きかった。チームとしてはそういう状況(ノリスのポイント増加)は避けたいし、正しい判断をしたと思っている。おそらく彼(ノリス)に(素のペースで)勝てるわけではないだろうけど、同時に彼にも余裕を持ってオーバーテイクできるほどのペースがなかったんだ」

 実際、角田の後塵を拝したノリスは「ツノダにほとんど追いつけなかったし、レッドブルが信じられないほど速い箇所もあった。トラックの一部のエリアでは彼についていくチャンスがなかった」(英専門メディア『The Race』より)と角田車の戦闘力に驚愕。さらに「オーバーテイクが難しすぎた。クルマがどれだけ速いかは関係ない。今日はこれ以上何もできなかったと思う」とまで言わしめた。

 さらに7戦を残してピアストリに69ポイント差、ノリスに44ポイント差と急接近するフェルスタッペンとレッドブルについてノリスは、「(前戦イタリアGPでの)アップグレード後、彼らは明らかに好調でレースペースも強力」「僕たちを捉えたと思う」(英専門局『Sky Sports』より)と語り、レッドブルをタイトル獲得への脅威になり得ると示唆した。

 確実にポイントを獲得しながら、ライバルの勢いを削ぐ。バクーでの角田は現状できるセカンドドライバーとしての役割を全うしたといえるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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