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「ツノダこそ2026年に最も必要なドライバー」 角田裕毅がレッドブルに“残留すべき理由”を英専門誌が解説「マックスを脅かす存在ではないが...」

THE DIGEST編集部

2025.09.27

バクーで6番グリッドから6位入賞を果たした角田。(C)Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地9月21日の第17戦アゼルバイジャンGPで移籍後最高の6位入賞。来季の去就について注目が集まるなかで、ようやくトップチームのセカンドドライバーにふさわしいリザルトを残した。

 英専門誌『Motor Sport Magazine』は25日に来季レッドブルのセカンドドライバーに関する記事を配信。各候補者が選ばれるべき理由について解説した。

 チームのエースであるマックス・フェルスタッペンが今季17戦で255ポイントを獲得しドライバーズランキング3位に位置しているのに対して、レッドブル昇格後15戦で獲得わずか17ポイント、同17位と低迷している角田。しかし同誌のドミニク・トビン記者は、日本人ドライバーを現時点での来季のフェルスタッペンのチームメイトの「最有力候補」と評価する。

「ツノダはマックス・フェルスタッペンを脅かす存在にはならないかもしれないが、ポイント獲得に貢献し、チームメイトが不調に陥った際には勝利を掴む可能性もある、頼りになるセカンドドライバーとして、ますますその実力を見せつけている」
 
 また、来季が新レギュレーション&自社製パワーユニットの初年度である点も角田を推す理由だとトビン記者。「レッドブルは両ドライバーの洞察力に大きく依存する必要があるだろう。新ドライバーをチームに慣れさせる時間的余裕もない。ツノダこそが2026年に最も必要なドライバーと言えるだろう」と説いた。

 その他の候補者についても別の記者が起用すべき理由を説明。アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)については「スピード、一貫性、精神的なタフさ、年齢を超えた成熟度など、レッドブル・ドライバーに必要な多くの条件を満たしている」(パブロ・エリザルデ記者)とコメントしている。

 そして、アゼルバイジャンGPで角田を上回るなど、レーシングブルズ降格後、徐々に競争力を取り戻しているリアム・ローソンに対しては「ユウキ・ツノダとアイザック・ハジャーはどちらも感情的になりやすいが、ローソンはより制御された闘争心を持っている」(ジェームズ・エルソン記者)と評価した。

 絶対王者と比較され続ける状況に加え、その尖ったマシン特性から"呪われたシート"とも称されるレッドブルのセカンドシート。その過酷な環境で今まさに着実に成績を上げてきている角田をチームはどのように評価しているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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