フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は11月8日に女子フリーが行なわれ、前世界女王の坂本花織がフリー150.13点、ショートとの合計227.18点で優勝した。今季の世界最高得点を叩き出す完璧演技で4度目の戴冠を完遂。日本女子では浅田真央さんに並ぶ歴代2位となった。
文字通りのパーフェクト演技だった。ショート首位で折り返した坂本は冒頭のダブルアクセルを軽やかに降りると、その後もジャンプを次々と着氷。『愛の讃歌』のメロディーに乗って華麗に、そして力強い女性を最後まで演じ切った。
決めポーズをバシッと決めると、やりきったと言わんばかりに腕を振り下ろし、天を見上げて両拳を握った。無数の日の丸が揺れ、割れんばかりの歓声に弾けるカオリ・スマイルで応えた。
2位に27.18点差をつける圧倒的な内容で頂点に立った坂本は勝利者インタビューで今季の世界最高得点を聞かされると、「え? そうなんですか」とポカンとした表情。直後に「あらまあ~」とこぼし、会場の笑いを誘った。
NHK杯4度目の戴冠を飾った結果、12月に名古屋で開催されるGPファイナル進出を決めた。すでに17歳の中井亜美が一番乗りで進出を決めており、坂本は日本女子2人目となった。次世代の勢いを尋ねられた女王は「負けたくないですね」と初戦のGPフランス大会で敗れた女子高生スケーターに闘志を燃やす。「次世代に譲るのは、もうあと数か月待ってもらおうと思ってます!」とウィットに富んだ坂本節を炸裂させた。
今季限りでの現役引退を表明しているとは、最後までエースとして先頭を駆け抜ける。笑いを誘いつつ、そんな"覚悟"を垣間見せた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】記者会見でも明るい雰囲気を作る坂本花織
【記事】フィギュアNHK杯表彰式のメダルプレゼンターに視線集中 レジェンド降臨に反響「お元気そう」「生で見たかった」「やっぱり大スターなんだな」
文字通りのパーフェクト演技だった。ショート首位で折り返した坂本は冒頭のダブルアクセルを軽やかに降りると、その後もジャンプを次々と着氷。『愛の讃歌』のメロディーに乗って華麗に、そして力強い女性を最後まで演じ切った。
決めポーズをバシッと決めると、やりきったと言わんばかりに腕を振り下ろし、天を見上げて両拳を握った。無数の日の丸が揺れ、割れんばかりの歓声に弾けるカオリ・スマイルで応えた。
2位に27.18点差をつける圧倒的な内容で頂点に立った坂本は勝利者インタビューで今季の世界最高得点を聞かされると、「え? そうなんですか」とポカンとした表情。直後に「あらまあ~」とこぼし、会場の笑いを誘った。
NHK杯4度目の戴冠を飾った結果、12月に名古屋で開催されるGPファイナル進出を決めた。すでに17歳の中井亜美が一番乗りで進出を決めており、坂本は日本女子2人目となった。次世代の勢いを尋ねられた女王は「負けたくないですね」と初戦のGPフランス大会で敗れた女子高生スケーターに闘志を燃やす。「次世代に譲るのは、もうあと数か月待ってもらおうと思ってます!」とウィットに富んだ坂本節を炸裂させた。
今季限りでの現役引退を表明しているとは、最後までエースとして先頭を駆け抜ける。笑いを誘いつつ、そんな"覚悟"を垣間見せた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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