フィギュアスケートの世界一決定戦「グランプリ(GP)ファイナル2025」が12月4日、名古屋・IGアリーナを舞台に開幕した。大会初日は男子ショートが行なわれ、2022年北京五輪銀メダリストの鍵山優真が自己ベストを更新する108.77点をマークし首位に立った。2位には佐藤駿が98.06点(シーズンベスト)で追いかけ、日本勢がワンツーフィニッシュで折り返した。
鍵山は最初の4回転+3回転のトウループを綺麗に着氷。GOE(出来栄え点)は4.00点に近い大きな加点だった。続く4回転サルコウも鋭く回り切って降りると、こちらも速報値は高いプラスが付いた。最後のトリプルアクセルを決めた鍵山はジャンプをノーミス。後半は滑らかなスケーティングでスピン、ステップは最高評価のレベル4を獲得。会心のパフォーマンスに笑顔がこぼれ、右手でスイングするようにガッツポーズが飛び出た。
得点を待つキスアンドクライでは自己ベストを超える得点に思わず立ち上がるほど喜びが爆発。父でありコーチを務める正和氏、振付師のカロリーナ・コストナー氏と握手を交わした。
ファイナル3連覇がかかるマリニンは冒頭の4回転アクセルがステップアウト気味に流れた。3つ目の4回転ルッツ+3回転トウループは最初のジャンプが回転不足判定になるなど、世界王者は得点が伸び悩んだ。
GPシリーズ2戦で安定感ある演技をみせた佐藤は大舞台でも好調を維持。ホームの声援を味方に前半のジャンプは着氷。後半のトリプルアクセルは詰まったが、最小限のマイナスにとどめた。
勝負のフリーは中1日をはさみ6日に行なわれる。このまま鍵山が初Vを飾るのか、それとも世界王者が意地をみせるのか注目だ。
▼GPファイナル 男子ショート結果
1位 鍵山優真 108.77点
2位 佐藤駿 98.06点
3位 イリア・マリニン(アメリカ) 94.05点
4位 ダニエル・グラスル(イタリア) 94.00点
5位 アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) 78.49点
6位 ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) 71.30点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【記事】日本勢は鍵山優真、佐藤駿がメダル争い 絶対王者マリニンの異次元構成に注目【フィギュアGPファイナル】
【記事】ミラノ五輪代表争い熾烈極める女子フィギュア GPファイナルに日本勢は4人
鍵山は最初の4回転+3回転のトウループを綺麗に着氷。GOE(出来栄え点)は4.00点に近い大きな加点だった。続く4回転サルコウも鋭く回り切って降りると、こちらも速報値は高いプラスが付いた。最後のトリプルアクセルを決めた鍵山はジャンプをノーミス。後半は滑らかなスケーティングでスピン、ステップは最高評価のレベル4を獲得。会心のパフォーマンスに笑顔がこぼれ、右手でスイングするようにガッツポーズが飛び出た。
得点を待つキスアンドクライでは自己ベストを超える得点に思わず立ち上がるほど喜びが爆発。父でありコーチを務める正和氏、振付師のカロリーナ・コストナー氏と握手を交わした。
ファイナル3連覇がかかるマリニンは冒頭の4回転アクセルがステップアウト気味に流れた。3つ目の4回転ルッツ+3回転トウループは最初のジャンプが回転不足判定になるなど、世界王者は得点が伸び悩んだ。
GPシリーズ2戦で安定感ある演技をみせた佐藤は大舞台でも好調を維持。ホームの声援を味方に前半のジャンプは着氷。後半のトリプルアクセルは詰まったが、最小限のマイナスにとどめた。
勝負のフリーは中1日をはさみ6日に行なわれる。このまま鍵山が初Vを飾るのか、それとも世界王者が意地をみせるのか注目だ。
▼GPファイナル 男子ショート結果
1位 鍵山優真 108.77点
2位 佐藤駿 98.06点
3位 イリア・マリニン(アメリカ) 94.05点
4位 ダニエル・グラスル(イタリア) 94.00点
5位 アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) 78.49点
6位 ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) 71.30点
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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