F1レッドブルの角田裕毅は現地12月６日、最終戦アブダビGPフリー走行３回目に臨み、20番手タイムを記録した。

　前日のフリー走行２回目では、２番手の相棒マックス・フェルスタッペンから0.857秒落ちの17番手タイムと苦戦。「シーズン最悪のセッションの一つだった。一晩かけてじっくりと状況を把握する必要がある」（F1公式サイトより）として、修正の必要性を強調した。

　予選前最後のフリー走行、角田は残り35分時点でトップタイムのフェルスタッペンと0.448秒差の８番手タイムをマーク。特にセクター２は全体ベストと前日に比べて好調な滑り出しを見せた。
  　一方で、レコードライン上を低速走行中に、ランド・ノリス（マクラーレン）の進路を妨げ減速を強いたとして、角田はセッション後審議となった。ペナルティが出る可能性もある。

　悲劇は続き、最後のアタックに出ようとガレージを出た直後に、同じくピットレーンに復帰したキミ・アントネッリ（メルセデス）のアンセーフリリースにより接触。走行はできたものの、マシン右側のパーツが破損し、最終アタックを行なえなかったため、予選に向けて大きな不安を抱えることとなった。

　トップタイムはジョージ・ラッセル（メルセデス）。２番手にドライバーズランキング首位のランド・ノリス（マクラーレン）が続き、３番手に同２位のフェルスタッペン、同３位のオスカー・ピアストリ（同）は５番手タイムだった。

構成●THE DIGEST編集部

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