F1レッドブルの角田裕毅は現地12月６日、最終戦アブダビGP予選で10番グリッドを獲得した。

　角田は前日のフリー走行２回目で17番手タイムと苦戦した。６日のフリー走行３回目で改善が求められる状況だったが、アンセーフリリースでピットレーンに出てきたキミ・アントネッリ（メルセデス）に衝突されマシン右側を破損。最終アタックができずに不安を抱えたままの予選となった。

　来季テスト兼リザーブドライバーへの降格が決まっている角田にとって一旦最後の予選。Q1では最初のアタックではセクター２で全体ベストを記録し、４番手タイムの相棒マックス・フェルスタッペンから0.325秒落ちの14番手タイムを出した。

　そしてQ1最終アタック、角田は２番手フェルスタッペンと0.509秒差の15番手。16番手ルイス・ハミルトン（フェラーリ）から0.008秒差で辛うじて突破を決めた。
  　Q2では最初のアタックで12番手と突破圏外に順位に。何とかフェルスタッペンのドライバーズタイトル獲得のためにQ3に進出したいところで再びセクター２で全体ベストを出す力走を見せ、10番手で通過を果たした。11番手オリバー・ベアマン（ハース）と0.007秒差と再びギリギリの戦いを制した。

　アゼルバイジャンGP以来７戦ぶりのQ3進出を果たした角田。先頭でコースインし、フェルスタッペンにトウを与え、フェルスタッペンの一時トップタイムに貢献した。最終アタックではタイム抹消となった。

　ポールポジションはフェルスタッペン。２番グリッドはランド・ノリス（マクラーレン）、３番グリッドはオスカー・ピアストリ（同）に。タイトルの可能性を残した三者がトップ３につけた。

構成●THE DIGEST編集部

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