現地12月7日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2025-26シーズン前半10節が行なわれ、男子日本代表の主将・石川祐希が所属するシル スーザ スカイ・ペルージャは同代表の大塚達宣が所属するアリアンツ・ミラノとアウェーで対戦。セットカウント3-0(25-10、25-19、25-19)でストレート勝利を収め、前半戦を9勝2敗の暫定2位で終えた。
第11節を前倒しで終えているペルージャにとってシーズン前半の最終試合。先発は、司令塔がイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキ、OPに元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、Lが元イタリア代表マッシモ・コラチ。MBはアルゼンチン代表アグスティン・ロセルと、前節欠場となったコンディション不良から復帰の元同国代表のセバスティアン・ソレを起用した。
左膝の負傷で前節のアウェー戦へ帯同を控えたOH石川は、2日前に練習復帰したばかりとあって大事をとり出場を見送った。〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉
石川がペルージャ移籍前の4シーズンに主力を務めたミラノは、ロベルト・ピアッツァ監督が7季目の指揮を執る。セッターはブラジル代表でブルーノ・レゼンデから司令塔を引き継ぎ、カショパの愛称で知られる新加入のフェルナンド・ジル クレリン。今季から主将を務めるOPのベルギー代表フェレ・レゲルスは、前節終了時のランキングで得点とアタック決定本数が首位、ブロック3位、エース4位と4部門で上位を席巻中だ。
MBはエドアルド・カネスキと、高橋藍(現サントリーサンバーズ)とともにモンツァの2023-24シーズンリーグ準優勝に貢献したガブリエレ・ディ マルティーノのイタリアコンビ、Lが同胞ダミアーノ・カターニア。OHは大塚と、昨季のSVリーグ参戦から母国へ帰還した元イタリア代表フランチェスコ・レチネを起用した。
2季目の大塚はこの試合を含め開幕から10試合すべてで先発の座を奪取。得点とアタック部門でトップ20入りのほか、レセプションAパス成功本数ではチームトップとなるリーグ4位につけるなど中心選手として大活躍している。
ペルージャはセメニウクのエースでスタートを切ると、ベンタラの3得点などでいきなり4連続ブレーク。さらに相手のレフト攻撃を2連続でシャットアウトしてブレークを積み上げる。出鼻をくじかれ序盤にタイムアウト2回を使い切ったミラノは、中盤に大塚のレセプションからレゲルスがバックアタックを決めてやっとリズムをつかみかけたように見えた。
だが、後半に入ってもコンビミスや誤打に見舞われ苦しい展開。一方のペルージャは、精度の高いサーブとアタック決定率72パーセントをマークした攻撃力でミラノを圧倒し続けセットを先取した。
第2セットは両チームともにサーブミスが散見され序盤はこう着状態。中盤の入りに相手のレセプションを崩したミラノが11-9として一歩前へ出る。するとペルージャは中盤、大塚のレフト攻撃を1枚ブロックで封じた司令塔ジャンネッリが自らアタックを放ち連続得点。これを挟んでプロトニツキがレゲルスの2打をブロックで阻止するなど4連続ブレークで逆転に成功する。終盤にプロトニツキのエース2本でリードを広げ、ペルージャが白星に王手をかけた。
第3セットの開始直後、ペルージャにアクシデントが発生。ジャンネッリと交錯して左足首を痛めたベンタラをベンチへ下げ、22歳のクロアチア代表ガブリエル・ツヴァンツィゲルを起用する。その直後、大塚が立て続けにレフトからアタックを決めてミラノがリードを3点とする。だが、タッチネットで1点を献上すると、ペルージャがブレーク2本を奪い返して反撃を開始。プロトニツキのこの試合3本目のエースで同点に追いつき、ハイボールを得点に変えたセメニウクの打球とロセルのブロックで逆転する。
以降、ツヴァンツィゲルとセメニウクのサーブで再びブレークを重ねて7点差へリードを広げる。終盤2点を返されたペルージャだったが、途中交代のOPツヴァンツィゲルがバックライトからストレート弾2発を相手コートに沈めて決着。ペルージャがストレート勝利でシーズン前半戦を締めくくった。
第11節を前倒しで終えているペルージャにとってシーズン前半の最終試合。先発は、司令塔がイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表オレフ・プロトニツキ、OPに元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、Lが元イタリア代表マッシモ・コラチ。MBはアルゼンチン代表アグスティン・ロセルと、前節欠場となったコンディション不良から復帰の元同国代表のセバスティアン・ソレを起用した。
左膝の負傷で前節のアウェー戦へ帯同を控えたOH石川は、2日前に練習復帰したばかりとあって大事をとり出場を見送った。〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉
石川がペルージャ移籍前の4シーズンに主力を務めたミラノは、ロベルト・ピアッツァ監督が7季目の指揮を執る。セッターはブラジル代表でブルーノ・レゼンデから司令塔を引き継ぎ、カショパの愛称で知られる新加入のフェルナンド・ジル クレリン。今季から主将を務めるOPのベルギー代表フェレ・レゲルスは、前節終了時のランキングで得点とアタック決定本数が首位、ブロック3位、エース4位と4部門で上位を席巻中だ。
MBはエドアルド・カネスキと、高橋藍(現サントリーサンバーズ)とともにモンツァの2023-24シーズンリーグ準優勝に貢献したガブリエレ・ディ マルティーノのイタリアコンビ、Lが同胞ダミアーノ・カターニア。OHは大塚と、昨季のSVリーグ参戦から母国へ帰還した元イタリア代表フランチェスコ・レチネを起用した。
2季目の大塚はこの試合を含め開幕から10試合すべてで先発の座を奪取。得点とアタック部門でトップ20入りのほか、レセプションAパス成功本数ではチームトップとなるリーグ4位につけるなど中心選手として大活躍している。
ペルージャはセメニウクのエースでスタートを切ると、ベンタラの3得点などでいきなり4連続ブレーク。さらに相手のレフト攻撃を2連続でシャットアウトしてブレークを積み上げる。出鼻をくじかれ序盤にタイムアウト2回を使い切ったミラノは、中盤に大塚のレセプションからレゲルスがバックアタックを決めてやっとリズムをつかみかけたように見えた。
だが、後半に入ってもコンビミスや誤打に見舞われ苦しい展開。一方のペルージャは、精度の高いサーブとアタック決定率72パーセントをマークした攻撃力でミラノを圧倒し続けセットを先取した。
第2セットは両チームともにサーブミスが散見され序盤はこう着状態。中盤の入りに相手のレセプションを崩したミラノが11-9として一歩前へ出る。するとペルージャは中盤、大塚のレフト攻撃を1枚ブロックで封じた司令塔ジャンネッリが自らアタックを放ち連続得点。これを挟んでプロトニツキがレゲルスの2打をブロックで阻止するなど4連続ブレークで逆転に成功する。終盤にプロトニツキのエース2本でリードを広げ、ペルージャが白星に王手をかけた。
第3セットの開始直後、ペルージャにアクシデントが発生。ジャンネッリと交錯して左足首を痛めたベンタラをベンチへ下げ、22歳のクロアチア代表ガブリエル・ツヴァンツィゲルを起用する。その直後、大塚が立て続けにレフトからアタックを決めてミラノがリードを3点とする。だが、タッチネットで1点を献上すると、ペルージャがブレーク2本を奪い返して反撃を開始。プロトニツキのこの試合3本目のエースで同点に追いつき、ハイボールを得点に変えたセメニウクの打球とロセルのブロックで逆転する。
以降、ツヴァンツィゲルとセメニウクのサーブで再びブレークを重ねて7点差へリードを広げる。終盤2点を返されたペルージャだったが、途中交代のOPツヴァンツィゲルがバックライトからストレート弾2発を相手コートに沈めて決着。ペルージャがストレート勝利でシーズン前半戦を締めくくった。
関連記事
- 【現地取材】石川祐希は怪我により欠場もペルージャはストレート勝利 試合直後は軽傷を独占激白「無理せず回復に努めます!」
- 【現地取材】ペルージャ、2試合ぶり白星で暫定首位返り咲き! 今季最短出場の石川祐希は「僕の準備不足と実力不足」と反省した“予想外の起用“
- 【現地取材】チーム最多16得点の石川祐希を直撃「もったいないミスを…」垣間見せた“一本への拘り“ 次戦は因縁の相手「フィジカル勝負以上に…」
- 石川祐希が途中出場7得点! 2セット連取される劣勢を跳ね返すパフォーマンスで大逆転勝利に貢献 “救世主”な働きをクラブ絶賛【セリエA】
- 【現地取材】開幕3連勝後の石川祐希を直撃! 過酷なセリエAで良好コンディションを維持する“秘訣”を告白




