専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
フィギュア

「まだまだ弱い」それでも五輪切符。鍵山優真が涙の全日本連覇後に語った反省とミラノへの覚悟【全日本フィギュア】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.12.20

全日本で連覇した鍵山はミラノ・コルティナ五輪代表に内定。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

全日本で連覇した鍵山はミラノ・コルティナ五輪代表に内定。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 2025年12月20日に開催されたフィギュアスケートの全日本選手権(東京・代々木第一体育館)で、鍵山優真(22歳)がミラノ・コルティナ五輪代表に内定。男子フリーで183.68点、ショートとの合計287.95点で大会連覇を果たし、五輪の切符を掴んだのだ。

 フリーでミスがあり悔し涙を流した鍵山は、男子メダリスト会見でも反省を述べている。

「今日のパフォーマンスは『まだまだ弱いな』というのが率直な感想でした。大事な局面でしっかりと自分の全力を発揮できなかったところがすごく悔しくて、もったいないミスをしてしまったので、そこを反省しています」

 ただ、「今大会を通して得られたものも何個かあった」という。
 
「自信のつけ方や気持ちの持っていき方など。できたものに関しては加点してもらえていたので、そこは引き続き自分の強みとしていけるようにもっと頑張りたいと思いました」

 次の舞台はミラノ・コルティナ五輪である。そのステージに向けて次のように覚悟を口にした。

「オリンピックは自分がずっと目指してきた、目標の、夢の場所でもあります。前回の北京五輪は楽しい感情だけで突っ走って良いパフォーマンスを出せたので、立場は変わりますが、気持ち自体は変わらずにやりたいです。とにかく試合を楽しんで頑張りたい。最終的にそうなるためには、日々の練習がどれだけ辛くても、どれだけ大変でも、それをしっかりと乗り越えないといけない。その先に楽しむ感情が生まれてくると思います。全日本が終わって、一回休んで。そこからオリンピックに向かって練習しますが、ただただ全力で頑張りたいです。オリンピックで理想としているパフォーマンスを出したいです」

 次は夢の舞台で金メダル獲得へ。最高峰への挑戦が始まる。

▼全日本フィギュアスケート選手権 男子シングル結果(カッコ内はフリー得点、上位6人まで)
優勝 鍵山優真 287.95点(183.68)
2位 佐藤駿 276.75点(188.76)   
3位 三浦佳生 261.18点(165.53)
4位 中田璃士 248.65点(158.74)
5位 山本草太 238.94点(156.73)
6位 友野一希 229.74点(141.69)

構成●THE DIGEST編集部

【画像】会心の演技後ガッツポーズ!全日本SPで女王の貫録を見せつけた坂本花織を特集!

【画像】最後の全日本選手権!SPで華麗にリンクを舞い魅了した三原舞依を特集!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    12月12日(金)発売

    定価:980円 (税込)
  • world_soccer_digest

    12月18日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    12月19日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    12月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    11月25日(火)発売

    定価:1100円 (税込)