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格闘技・プロレス

井上尚弥は何級まで通用?“5階級分”での圧巻的強さにV13レジェンド王者が見立てる「フェザー、スーパーフェザーまでは…」

THE DIGEST編集部

2025.12.24

圧倒的な強さで4階級を制覇してきた井上。具志堅氏は、あと2階級上げられるという。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

圧倒的な強さで4階級を制覇してきた井上。具志堅氏は、あと2階級上げられるという。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は12月27日、サウジアラビアで開催される「THE RING V:ナイト・オブ・ザ・サムライ」で、同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)の挑戦を受ける。

 2012年にライトフライ級(上限48.988キロ)でプロデビューした井上は、14年にWBC世界同級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)を下して初の世界王座に就く。同年、さらに一気に2階級を上げてWBO世界スーパーフライ級(52.163キロ)王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦し、勝利を飾る。

 その後も18年にバンタム級(53.524キロ)、23年にはスーパーバンタム級(55.338キロ)を制し、4階級制覇を達成。世界戦の26連勝(23KO)は、ジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(ともに米国)と並ぶ男子歴代最多記録で、次戦のピカソ戦に勝てば単独トップに立つ。

 体重が多い方が圧倒的に有利な階級制のボクシングで、フライ級(50.802キロ)を入れれば“5階級分”の体重増をしながら、圧巻の強さを披露し続けられる理由は、どこにあるのだろうか。
 
 WBA世界ライトフライ級王者で日本人最多の13戦連続防衛記録を誇る具志堅用高氏は、自身のYouTubeで井上のシャドーボクシングや左ジャブ、右ストレートと脚力に注目。「足が力強い。だからパンチがある(強い)です。踏み込みとか踏ん張り、凄いと思いますよ」

 そして身長165センチ、リーチは171センチと、数字では標準的にもかかわらず、多くの階級を圧倒的に制圧してきた井上は、どの階級まで通用するのか。具志堅氏は“あと2階級”と見立てる。

「フェザー(級、57.153キロ)でもいけるんじゃないかな。フェザー、スーパーフェーザー(級、58.967キロ)まではいけるような気がします。ライト(級、61.235キロ)はちょっとキツいと思いますね」

 165センチの日本人選手が、約49キロから約59キロまで“7階級分”制覇を成し遂げられるのだろうか。今後も、井上の戦いぶりからは目を離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】井上尚弥の“限界”は何級? 具志堅用高氏が予想!
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