プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、現地12月27日、サウジアラビア・リヤドでアラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。井上が年間4試合の防衛戦に挑むのはプロキャリアで初めてで、世界王者としても極めて異例の過密スケジュールを完遂しようとしている。
米放送局『ESPN』は、このハード日程について「これほど精力的に試合をこなす世界王者は他にいない」と断じ、関係者らの反響を伝えた。一部で「(試合を)やりすぎでは?」と懸念する声も上がるなか、井上は同局の質問に対し「まず自分は試合が好き。そしてキャリアを一歩ずつ積み上げたいから、年4試合を選んだ」と説明。さらに「(前WBC・IBF統一世界バンタム級王者の)中谷潤人との試合を控えた来年、4回の試合をこなすことは、僕にとって非常に重要であり、とてもプラスになる」と話し、活動量への懸念を真っ向から否定した。
井上は今年1月にキム・イェジュン(韓国)戦で4回KO勝利を収めた後、「精神的に疲れ切っていた」と明かし、5月に米ラスベガスで開催されたラモン・カルデナス(米国)戦では2回にダウンを喫したものの、立て直して8回TKO勝利。9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦では危なげなく試合運びで、大差の判定勝ちを収めている。
今回の対戦相手であるピカソは32勝0敗1分(17KO)の戦績を誇る無敗の強豪。今年7月に亀田京之介に判定勝ちしているが、井上は「(ピカソの)前回の亀田との試合映像は見ていない。ただ勝つことだけに集中している」と語り、自身のパフォーマンスに集中する姿勢を強調した。
また井上は、将来的な階級転向にも含みを持たせつつ、「自分はスーパーバンタム級が一番合っている。他の階級よりも強いと感じている」と話し、現階級が最適とする考えを示している。
過密日程への不安が残るなか、今回の防衛戦は最適階級での絶対的地位を改めて証明する一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】「毎度仕上がり良過ぎる」最終トレを打ち上げた井上尚弥のバキバキ肉体美
米放送局『ESPN』は、このハード日程について「これほど精力的に試合をこなす世界王者は他にいない」と断じ、関係者らの反響を伝えた。一部で「(試合を)やりすぎでは?」と懸念する声も上がるなか、井上は同局の質問に対し「まず自分は試合が好き。そしてキャリアを一歩ずつ積み上げたいから、年4試合を選んだ」と説明。さらに「(前WBC・IBF統一世界バンタム級王者の)中谷潤人との試合を控えた来年、4回の試合をこなすことは、僕にとって非常に重要であり、とてもプラスになる」と話し、活動量への懸念を真っ向から否定した。
井上は今年1月にキム・イェジュン(韓国)戦で4回KO勝利を収めた後、「精神的に疲れ切っていた」と明かし、5月に米ラスベガスで開催されたラモン・カルデナス(米国)戦では2回にダウンを喫したものの、立て直して8回TKO勝利。9月のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦では危なげなく試合運びで、大差の判定勝ちを収めている。
今回の対戦相手であるピカソは32勝0敗1分(17KO)の戦績を誇る無敗の強豪。今年7月に亀田京之介に判定勝ちしているが、井上は「(ピカソの)前回の亀田との試合映像は見ていない。ただ勝つことだけに集中している」と語り、自身のパフォーマンスに集中する姿勢を強調した。
また井上は、将来的な階級転向にも含みを持たせつつ、「自分はスーパーバンタム級が一番合っている。他の階級よりも強いと感じている」と話し、現階級が最適とする考えを示している。
過密日程への不安が残るなか、今回の防衛戦は最適階級での絶対的地位を改めて証明する一戦となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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