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競馬

有馬記念当日に流れた2025年“話題の主題歌” テレビ局の垣根を超えた粋な計らい「感動が蘇る」「神すぎる」

THE DIGEST編集部

2025.12.29

今年の有馬記念は前年を上回る売り上げを記録した。(C) Getty Images

今年の有馬記念は前年を上回る売り上げを記録した。(C) Getty Images

 日本中央競馬会(JRA)の総決算となるグランプリレース「第70回有馬記念(GⅠ、芝2500)」が12月28日に中山競馬場で開催され、3番人気のミュージアムマイル(牡3歳/栗東・高柳大輔厩舎)が優勝。皐月賞に続く2つ目のGⅠ制覇を飾った。レース前には2025年下半期に話題となった人気ドラマの主題歌が流れ、競馬ファンのムードを高める粋な演出があった。

 晴天のもと、中山のターフに聞き馴染みのある曲が流れた。午後3時40分のレース発走に先駆け、有馬記念のファンファーレを担当する海上自衛隊東京音楽隊によるお昼の演奏会は、TBS系の日曜劇場ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の主題歌「ファンファーレ」だった。

 しかも、この光景はライバル局で競馬中継を担当するフジテレビ競馬の公式Xも即座に反応。『ザ・ロイヤルファミリー』関連の投稿を連発し、競馬を通じてテレビ局の垣根を超えた異例の共闘をした。ネット上では「感動が蘇る」「ファンファーレじゃん泣」「ロイヤルファミリーありがとう」「神すぎる」「最高でした! 」など、お昼の演奏会を称賛するコメントが集まった。
 
 有馬記念を巡っては、早見和真氏の小説『ザ・ロイヤルファミリー』(新潮文庫刊)を原作とし、今秋にTBS系列でドラマ化された。その影響もあり、有馬記念は開催前から大きな注目を集めた。同作品は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。クライマックスでは、有馬記念が描かれた。

 こうしたブームのなか、中山競馬場には大勢のファンが集結。スタンドのバルコニー席には同ドラマの主演を務めた俳優の妻夫木聡さん、共演の女優・松本若菜さん、そして原作者で作家の早見氏が中山競馬場を訪れ、有馬記念を観戦した。

 JRAによると、有馬記念の売り上げは713億4520万6100円を記録し、歴代8位にランクイン。前年の550億8305万円7100円から約129.5%増の大幅アップとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】中山競馬場に流れた『ザ・ロイヤルファミリー』のファンファーレ
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