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「ツノダの価値を数字だけで測るべきではない」角田裕毅、失意のシーズンも海外メディアからは擁護する見解も 「純粋なスピード不足というより…」

THE DIGEST編集部

2025.12.29

来季はレッドブルのリザーブ兼テストドライバーとなる角田。(C) Getty Images

来季はレッドブルのリザーブ兼テストドライバーとなる角田。(C) Getty Images

 2021年シーズンからF1参戦を続けてきた角田裕毅は来季、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーという役割を担う。今季、序盤にレーシングブルズからトップチームへと昇格を果たすも、レッドブルNo.2ドライバーのポジションで苦戦が続いた。期待された表彰台には届かず、上位での走りもほとんどみられないまま、レギュラードライバーの座を失う結果に。背景には、成績不振という理由があることは明らかだ。
 
 しかし、F1パイロットとしての評価に厳しい声も上がる中で、イタリアメディア『PADDOCKNEWS24』は、「純粋なスピード不足というより、技術的適応の難しさに起因する面が大きかった」などと振り返っている。

 同メディアは12月27日の記事において、レッドブルの今季マシン「RB21」がエースのマックス・フェルスタッペンのスタイルに合わせた仕様になっていたと、改めてチーム事情を説いており、ドライブの困難さにより「ツノダは予選やタイヤマネジメントで代償を払うことになった」などと指摘。さらに、フェルスタッペンとのリザルトの比較についても、「ポイント差などの数字は慎重に読み解く必要がある」と訴えている。

また、「困難なシーズンであったにもかかわらず、パドック内部では、ツノダの価値を数字だけで測るべきではないという認識が共有されている」と説明。他にもF1関係者の反応として、「経験値、適応力、そして開発面での貢献は高く評価されている」と綴っている。

来季、角田のリザーブという立場についても同メディアは、「これは、チームが彼の技術的貢献とプロとしての成熟を信頼している証左だ」と称え、角田のドライバーとしてのスキルを強調する。

 そのうえで、同メディアの記事は次のような見通しとともに、締め括られている。

「2025年は、彼の成功の年としてではなく、彼のキャリアの中で最も厳しい年として記憶されるかもしれない。しかし、F1の歴史では、まさにこのようなシーズンから、真の復活が生まれることが多い」

 キャリア6年目となる来季、角田はチームを支える側に回る。それでも、F1の舞台に居続ける限り、再びレースを走るチャンスは残されている。いずれにせよ角田は来季以降も、ドライバーとしての真価が試される局面を迎えるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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