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格闘技・プロレス

現役引退から6年…51歳になった“戦慄のターミネーター”がRIZIN10周年に感慨 日本の格闘技ブームをけん引「ときどきヒョードルが…」

THE DIGEST編集部

2025.12.31

RIZIN10周年のイベントに、かつてPRIDEで活躍したミルコ・クロコップが来場した。(C)THE DIGEST

RIZIN10周年のイベントに、かつてPRIDEで活躍したミルコ・クロコップが来場した。(C)THE DIGEST

 格闘技イベント「RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ)が12月31日に開催した。オープニングセレモニーには、かつてK-1、PRIDEを舞台に活躍した元格闘家のミルコ・クロコップ(クロアチア)が登場。日本の総合格闘技ブームをけん引したレジェンドは会場の雰囲気に感慨深い表情を浮かべ、その思いを舞台裏で明かした。

 誰もが震えた“戦慄のターミネーター”が7年ぶりに凱旋した。取材対応のためインタビュールームに現れたミルコは、10周年を迎えたRIZINについて「素晴らしいイベント。団体として今も継続しているのはすごいことだ。昔のことをたくさん思い出した。RIZINはまるで故郷だよ」と嬉しそうに振り返った。

 2019年3月に脳卒中のため現役引退を表明したが、51歳になった現在も自宅にあるジムで毎朝45分、年の離れた若手選手と一緒にトレーニングを続けている。「何かチャンスがあったときに51歳でもすぐに動けるように準備している。引退した今でも心と体はファイターだ。健康の維持の目的でもあるが、自分を追い込んでいる」と話し、現役バリバリの若手選手もついていけないほどハードな練習をこなしている。「ときどきエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア、元PRIDE世界ヘビー級王者)が『ボクシングのエキシビションをやろう』という声があったり、なかったり...」と、かつてPRIDEのリングで拳を交わした強敵との驚くべきエピソードなど近況を説明した。
 
 ミルコは格闘家として自身を大きく育ててくれた日本に感謝しており、「私の自宅のジムに22歳と25歳の若手選手が集まっている。階級はそれぞれヘビー級とライトヘビー級の選手だ。自分を育ててくれた日本で、いずれRIZINに連れて行きたいね」と将来の夢を語った。

 顔は少しふっくらしたが、51歳とは思えない筋骨隆々なボディをキープするミルコ。柔和な表情で話すターミネーターの心には、日本での思い出が今も大切に残っている。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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