専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

負けて号泣、勝って満足せず…活況の女子プロレス界に新たなライバル物語 新人対決を超えた暁千華vs山岡聖怜の濃密な一戦

橋本宗洋

2025.12.31

新人同士では異例の後楽園セミファイナルで激突した暁(左)と山岡(右)。写真:橋本宗洋

新人同士では異例の後楽園セミファイナルで激突した暁(左)と山岡(右)。写真:橋本宗洋

 上谷沙弥のプロレス大賞MVP獲得に代表されるように、今年のプロレス界は女子の活躍が目立った。上谷が牽引するスターダムに限らず、さまざまな団体で充実した闘いが展開されている。

 それはトップ戦線だけでなく、若手たちにも言えることだ。スターダムのフューチャー王座、センダイガールズ(仙女)のジュニア王座をめぐる試合など、有望な新鋭がひしめいている。スターダム所属のうち、デビュー3年以内の選手はじつに11人。
 
 キャリアが近いからこそ、仲間意識もライバル意識も生まれやすい。マーベラスの暁千華(2024年10月デビュー)とマリーゴールドの山岡聖怜(2025年1月デビュー)は、団体が違いながらもお互いを強く意識してきた。

 山岡はジュニア年代にレスリングで実績を残し、デビュー決定の会見やデビュー戦に向けての公開練習も行なわれた“スーパールーキー”。姉はグラビアタレントの山岡雅弥という話題性も。

 一方、暁は“雑草”タイプだが師匠・長与千種が課した過酷なプロテストを乗り越える姿がファンの心を掴んだ。自分より体格にも恵まれた暁のことを、山岡はこの頃からライバル視していたようだ。

 デビュー直後にタッグ王座を獲得、大器ぶりを見せた山岡。防衛戦で暁と対戦するとフォール勝ちしたが、試合後に尊敬するパートナー・高橋奈七永が暁を絶賛して悔しい思いをすることにもなった。

 もちろん、負けた暁も収まらない。仙女でじゃじゃ馬トーナメント優勝を果たし、ホームリング年間最終戦の12.28後楽園ホール大会で山岡との一騎打ちが決まった。

 試合はグラウンドの攻防から張り手の打ち合い、エルボー合戦、さらに場外戦まで一歩も譲らない。青木真也もグラップリングの実力を認める山岡だが、最近はプロレスらしい立体的な動きも。619、スワンダイブ式ドロップキックなど多彩な攻めで成長を示した。

 逆に暁は山岡のタックルを切ってみせる。自分のペースに持ち込むだけでなく、相手の土俵でも張り合おうという闘いを両者は見せた。

 その上で、活路を切り拓いたのは暁のパワフルなアックスボンバー。最後はダイビング・ボディプレスで3カウントが入った。これで対戦結果はタッグを含め1勝1敗。しかしシングルで勝った意味も大きい。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    1月13日(火)発売

    定価:980円 (税込)
  • world_soccer_digest

    1月5日(月)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    12月19日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    12月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    11月25日(火)発売

    定価:1100円 (税込)