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「直前練習で4回転を決めていたが…」マリニンの“ミス連発”に荒川静香氏も衝撃隠せず「悲しい気持ちになってしまった」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.14

演技を終えて呆然とするマリニン。(C)Getty Images

演技を終えて呆然とするマリニン。(C)Getty Images

 現地で観戦していた元女王にとっても、ショッキングな結果だったようだ。

 2024-25シーズンから全米選手権や世界選手権、グランプリファイナルなど全戦全勝だったイリア・マリニン(米国)が、現地2月13日(日本時間14日)に行なわれたミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子シングルのフリーに出場。ショートプログラムでは1位だったが、フリーでは15位に終わり、合計264.49点で8位に転落した。

 フリーでは7つのジャンプにすべて4回転を盛り込んだが、2本目の4回転アクセルが1回転になると、4本目の4回転ループは2回転になってしまう。4回転ジャンプを含めたコンビネーションを予定していた後半は、5本目と7本目でともに転倒してしまった。

 まさかの結果に終わった“4回転の神”について、日本テレビ系列の「シューイチ」に出演した2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香氏は、「6分間の直前練習では、4回転ジャンプ5種類を1つずつ確認して、きっちりときれいに決めていた」と回想。「ただ、4回転アクセルを跳んでいなかったので『もしかしたら、やらないのかな?』と思ったのですけれど、本番で挑んでおそらく抜けてしまった形。そこからは、どこでリカバリーしようかという焦りもあるなか、畳みかけてきてしまうのが4回転しか入っていないプログラムの難しさです」と私見を述べた。
 
 続けて、「まったく冷静になれる瞬間がなく、最後まで行ってしまったという様子で、見たことがないようなミスの仕方が後半でありましたから、見ていても驚きしかなく、ちょっと悲しい気持ちになりました」と振り返る。「これだけ力のある人、直前までちゃんとできていた人が、ほとんどできなくなってしまったという姿が、悲しい気持ちになってしまいました」と、20年前の金メダリストも衝撃を隠せなかった。

 4回転ジャンプを全6種類マスターする実力があるからこその高難度プログラム。それゆえ、マリニン自身が立ち直るきっかけを掴めなかったと、荒川氏は見立てた。

構成●THE DIGEST編集部

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