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格闘技・プロレス

井上拓真、レジェンド井岡一翔から奪った2度のダウンを自画自賛「ずっと練習していたパンチ」

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.05.03

井岡を下した井上。2度のダウンを奪い、判定では最大14点差がつく完勝だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

井岡を下した井上。2度のダウンを奪い、判定では最大14点差がつく完勝だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 プロボクシングのWBC世界バンタム級王者の井上拓真(大橋)は5月2日、東京ドームで行なわれた世界4階級制覇王者の井岡一翔(志成)に3対0の判定勝利を収め、初の防衛に成功した。

 昨年11月に那須川天心(帝拳)との決定戦を制してWBA同級に続き2度目の世界王座に就いた井上と、ミニマム級から4階級を制してきた37歳の井岡との対戦。高い技術を誇る2人の激突は、前評判ではやや井上有利の声が多かったものの、日本人2人目の世界ボクシング殿堂入り(2008年)を果たしたジョー小泉氏いわく「蓋を開けてみないと分からない。読みにくい」と語るほど予想の難しさがあった。

 だが試合は、井上の完勝だった。初回こそ互いに左ジャブを出しながら反応を見合う静かな展開だったが、2回からワンサイドになった。同回の2分50秒、井上が右のクロスカウンターで井岡をグラつかせると、連打を浴びせてマットに這わせる。

 さらに王者は3回の39秒には右アッパー一発で、この試合2度目のダウンを奪う。その後も積極的に前に出てきた挑戦者を迎え撃ち、的確なパンチを当て続けて終始圧倒。判定は118対108、119対107、120対106といずれも大差の3対0で完勝した。
 
 試合後に記者会見に出席した井上は、会心のダウンについて振り返った。1つ目、右クロスカウンターから左アッパーや右フックを畳みかけたシーンについては、「ずっと練習していたパンチなので、それが自然に出ました」とし、2つ目の右アッパーは「自分の得意としてるパンチです」と胸を張った。

 気になる今後は、4月に世界2階級制覇王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との挑戦者決定戦を制した那須川との再戦の可能性が高い。井上は「終わったばかりなので、何も考えたくないです」と本音を明かしつつ、「決まれば前回同様、しっかり倒すだけです」と意気込んだ。

 試合終了直後の勝利者インタビューでは、統一戦にも意欲を示した。充実一途にある30歳の、今後の動向に注目だ。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

【動画】井上拓真が2回終了間際に連打で井岡一翔からダウン奪取!
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