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陸上

田中希実が衝撃の告白「1500mを完走できるか。現実感を持てなかった」2時間後3000mのW出走で復活へ!【セイコーGGP】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.05.18

女子1500メートルと3000メートルで、ともに好走した豊田自動織機の田中。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

女子1500メートルと3000メートルで、ともに好走した豊田自動織機の田中。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 陸上女子1500メートルなど4種目の日本記録を保持する田中希実(豊田自動織機)が、5月17日にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催された「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2026東京」の女子1500メートルと3000メートルに出場。ともに日本人トップを争った。

 まず午前11時台の1500メートルでは、序盤からスローペースになるなかで冷静に対応し、4分16秒11で優勝したピュリティ・チェプキルイ(ケニア)らには及ばなかったものの、4分17秒43で日本人トップの4位に入った。

 さらに約2時間後の3000メートルでは、中盤から矢田みくに(エディオン、4位=8分54秒95)との日本人トップ争いを展開し、敗れたが8分55秒95の5着で走り切った。

 素人目には、1000メートル、1500メートル、3000メートル、5000メートルの日本記録保持者で、2021年東京五輪では日本女子初の1500メートル8位入賞を果たした第一人者の貫禄の走りに見えた。だが、実際は違った。

 試合後に取材に応じた田中は、レース前は「1500メートルを完走できるか。普通に走り通すこと自体が、現実感を持って捉えられない感覚になっていました」と明かした。苦悩は、5000メートルで自己ベストよりも1分30秒以上遅い16分00秒89に終わった5月4日の「日本グランプリシリーズ延岡大会 第37回ゴールデンゲームズinのべおか」から始まったという。
 
 練習が積めているのに自信が持てないーー。そんな状況で臨んだセイコーGGPの1本目で勝負できたことで、トップにはなれなかったが「自分のしたいことをして負けたので、やっとスタートラインに戻ってこられました」と振り返った。

 そして連戦となった3000メートルには「1500メートルの感覚をすぐにまた活かしたいと思ったまま終わるより、今日は2時間後に試せる状況だったので、それがすごく嬉しかったです」と、歓迎する心境だったという。

 そして「2種目を走って良かったところと、『3000メートルで勝つぞ』っていう気持ちになれたので、久しぶりの感覚で走れたと思います」と手応えを口にした。

 今後は6月の日本選手権をターゲットにするという田中。苦しみから抜け出しつつある女王の、今後の走りに期待したい。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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