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競馬

ロブチェンの強さが改めて証明された日本ダービー 父の種牡馬“価値”はさらに上昇

三好達彦

2026.06.02

皐月賞を制したロブチェンが日本ダービーを制覇。史上25頭目の春季クラシック二冠馬となった。写真:産経新聞社

皐月賞を制したロブチェンが日本ダービーを制覇。史上25頭目の春季クラシック二冠馬となった。写真:産経新聞社

 5月31日、3歳世代の頂点を決める日本ダービー(GⅠ、東京・芝2400m)が行なわれ、激しい競り合いの末に単勝1番人気のロブチェン(牡3歳/栗東・杉山晴紀厩舎)が優勝。史上25頭目の春季クラシック二冠馬となった。手綱をとった松山弘平騎手、杉山調教師はともにダービー初制覇。走破時計(良馬場)は2分22秒7だった。

 アタマ差の2着には皐月賞(GⅠ)の14着大敗から巻き返した4番人気のパントルナイーフ(牡3歳/美浦・木村哲也厩舎)が入り、鞍上のアグレッシブな騎乗で途中から先団に付けた11番人気のバステール(牡3歳/栗東・斉藤崇史厩舎)が3着に健闘した。3連単の払戻金は4万7050円(140番人気)の中波乱となった。

 青葉賞(GⅡ)を勝って臨んだ3番人気のゴーイントゥスカイ(牡3歳/美浦・上原佑紀厩舎)は後方から追い込んだが4着まで。皐月賞の2着馬リアライズシリウス(牡3歳/美浦・手塚貴久厩舎)は直線で不利を受けたこともあって7着に沈み、皐月賞3着で5番人気のライヒスアドラー(牡3歳/美浦・上原佑紀厩舎)はラストで脚が上がって8着に終わった。
 
 2着との着差は小さかったが、堂々たるレースで先団をまとめて差し切ったロブチェンの強さが強く深いインパクトを残したダービーだった。

 スタートするや飛び出したのはメイショウハチコウ(牡3歳/栗東・牧浦充徳厩舎)で、直後にリアライズシリウス、アスクエジンバラ(牡3歳/栗東・福永祐一厩舎)、ライヒスアドラーが付ける。先団の6番手という好位置をパントルナイーフが占めると、それを前に見る9番手あたりをロブチェンが追走。ゴーイントゥスカイは後方の15番手に控え、バステールは最後方の18番手を進んだ。

 大きな動きが出たのは向正面の半ば。1000mの通過ラップが1分00秒7というスローペースを察した川田将雅騎手がバステールを馬群の外から一気に前へ誘導。2番手まで位置を上げて勝負に出た。それを受けてリアライズシリウスは先頭を奪い、馬群は徐々にペースを上げながら最終コーナーを回り、左右に広がりながら勝負の直線へと向いた。

 逃げ込みをはかるリアライズシリウスが頑張るが、それを交わしてバステールが先頭へ。最内からはライヒスアドラーが先頭に迫るが、外から併せ馬のような形で猛然と追い込んできたのはロブチェンとパントルナイーフ。2頭はバステールを交わし、火の出るような叩き合いを演じながら馬体を併せてゴール。結果、最後にひと伸びを見せたロブチェンがアタマ差で勝利を掴んでいた。
 
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