壮絶な打ち合いの“代償”は、あまりに大きかった。
現地時間3月7日、総合格闘技団体「UFC」の「UFC248」が、アメリカのラスベガスで行なわれ、セミメインイベントとして開催された女子ストロー級タイトルマッチでは、王者のジャン・ウェイリー(中国)が元王者ヨアンナ・イェンジェイチック(ポーランド)に5回判定勝ちを収め、初防衛に成功した。
初回からハイテンポで手数を繰り出し、激しく打ち合った両者の顔は次第に大きく腫れあがっていく。それでも共に怖じ気づくことなく攻勢を強め続け、迎えた5回は圧巻だった。ウェイリーが強烈な左ストレートをヒットさせれば、イェンジェイチックも右ストレートで応戦。互いに気力を振り絞った文字通りの激闘には、会場もスタンディングオベーションで大声援を送った。
激闘ゆえにダメージも半端ではない。とりわけウェイリーに頭部へのヒット数で上回られたイェンジェイチックの額は、試合前と別人のよう腫れあがり、これには当人も「見て、私のおでこ、こんなに腫れちゃって(笑)。これこそが彼女の強さを表しているわね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
そのダメージの深さには、メディアやファンも驚嘆している。
英紙『Metro』が「イェンジェイチックは本人と確認ができないほどのダメージを負った。戦いの凄さと格闘技の恐怖を物語っている」と綴れば、米メディア『Fox Sports』は、「血種で腫れあがった額によって彼女はフランケンシュタインのようになってしまった」とストレートに伝えた。
また、「UFC」の公式ツイッターが試合後のフラッシュインタビューの模様を公開すると、ファンが殺到。イェンジェイチックへメッセージを寄せた。
「彼女を勝たせるべきだった」
「本当に別人じゃないか」
「立ててるだけで凄い」
「どんだけのパンチを喰らったんだ」
「どんな見た目でも女王はカッコいいな」
「額がパンパン……」
「宇宙人みたいになっちゃってる」
「逆にリスペクト」
「メインマッチより最高だった」
「ヨアンナはどこいった?」
「これ手術が必要なんだろうか」
「人の顔ってこんなに膨らむんだな」
なお、イェンジェイチックは試合後のインタビューで、こうも語っている。
「サプライズはなかった。けど、私は大丈夫。チャンピオンおめでとう、とても幸せな気分よ」
壮絶な戦い末に負ったダメージを直し、ポーランドが生んだ“最強女王”は、再びオクタゴンへ戻ってくるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
現地時間3月7日、総合格闘技団体「UFC」の「UFC248」が、アメリカのラスベガスで行なわれ、セミメインイベントとして開催された女子ストロー級タイトルマッチでは、王者のジャン・ウェイリー(中国)が元王者ヨアンナ・イェンジェイチック(ポーランド)に5回判定勝ちを収め、初防衛に成功した。
初回からハイテンポで手数を繰り出し、激しく打ち合った両者の顔は次第に大きく腫れあがっていく。それでも共に怖じ気づくことなく攻勢を強め続け、迎えた5回は圧巻だった。ウェイリーが強烈な左ストレートをヒットさせれば、イェンジェイチックも右ストレートで応戦。互いに気力を振り絞った文字通りの激闘には、会場もスタンディングオベーションで大声援を送った。
激闘ゆえにダメージも半端ではない。とりわけウェイリーに頭部へのヒット数で上回られたイェンジェイチックの額は、試合前と別人のよう腫れあがり、これには当人も「見て、私のおでこ、こんなに腫れちゃって(笑)。これこそが彼女の強さを表しているわね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
そのダメージの深さには、メディアやファンも驚嘆している。
英紙『Metro』が「イェンジェイチックは本人と確認ができないほどのダメージを負った。戦いの凄さと格闘技の恐怖を物語っている」と綴れば、米メディア『Fox Sports』は、「血種で腫れあがった額によって彼女はフランケンシュタインのようになってしまった」とストレートに伝えた。
また、「UFC」の公式ツイッターが試合後のフラッシュインタビューの模様を公開すると、ファンが殺到。イェンジェイチックへメッセージを寄せた。
「彼女を勝たせるべきだった」
「本当に別人じゃないか」
「立ててるだけで凄い」
「どんだけのパンチを喰らったんだ」
「どんな見た目でも女王はカッコいいな」
「額がパンパン……」
「宇宙人みたいになっちゃってる」
「逆にリスペクト」
「メインマッチより最高だった」
「ヨアンナはどこいった?」
「これ手術が必要なんだろうか」
「人の顔ってこんなに膨らむんだな」
なお、イェンジェイチックは試合後のインタビューで、こうも語っている。
「サプライズはなかった。けど、私は大丈夫。チャンピオンおめでとう、とても幸せな気分よ」
壮絶な戦い末に負ったダメージを直し、ポーランドが生んだ“最強女王”は、再びオクタゴンへ戻ってくるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部