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格闘技・プロレス

スターダム無観客試合、岩谷麻優が鹿島沙希を返り討ち!「負ける姿は浮かばなかった」

どら増田

2020.03.09

岩谷は無観客試合のラストをスターダムのアイコンとして、しっかり締めた

岩谷は無観客試合のラストをスターダムのアイコンとして、しっかり締めた

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが8日、YouTube生配信による無観客試合を東京・後楽園ホールで開催した。

 会場入口では木谷高明オーナーをはじめとする関係者、スタッフ、マスコミ全員が検温を行い、選手、レフェリー、リングアナウンサー、実況陣などを除いてマスクの着用を徹底。新型コロナウィルス感染対策に万全の状態で、スターダム初の無観客試合は幕を開けた。

 セミファイナルでは、星輝ありさと刀羅ナツコのワンダー・オブ・スターダムのタイトルマッチが組まれていたが、星輝が今朝になり常習的な頭痛と目眩に加えて、首の損傷を訴えたため欠場となり、ナツコは第2試合で、第1試合で行われたバトルロイヤルの優勝選手と対戦することに。バトルロイヤルは中西百重や下田美馬といったレジェンドレスラーが登場するサプライズがある中、謎のマスクウーマン、スーパー・ストロング・スターダムマシンが優勝し、ナツコと対戦。ナツコはラフ殺法でマシンを圧倒し、タイトルマッチ用に準備していたと思われる新技の摩利支天を決めて、僅か4分43秒で完勝した。
 
 メインイベントは、1月に岩谷麻優を裏切り、大江戸隊入りをした鹿島沙希が執拗に岩谷戦を迫ったことから、岩谷が「私がルールを決めていいなら」という条件付きで、両者のシングル対決が実現。岩谷は「ランバージャックデスマッチ」を提案したが、提案した本人がルールを完璧に把握しておらず、戦前にこのルールで試合をしたことがある中野たむからアドバイスを受けていた。また、場外に落ちないようにセコンドがリング内に押し戻すルールでありながら、大江戸隊のセコンド陣は容赦なく鹿島に加担し、岩谷を襲撃した。

 中野ら岩谷のセコンドについたSTARSのメンバーも応戦するが、場外戦では凶器攻撃も辞さない大江戸隊が優位を保つ。鹿島は無人の観客席で岩谷を引きずり回すと、岩谷はこれを振り切り階段上からダイビングクロスボディを放つ。しかし、鹿島は椅子でSTARS勢を蹴散らし、倒れた岩谷を南側の最上段に連れて行き、後楽園ホール史上最長となるであろう大階段落ち。闘いの場がリングに戻ると、岩谷が奈落式のランニング・スリーを見せるなど反撃をするが、度々レフェリーが巻き込まれ、大江戸隊とSTARSが交互にリングに上がり、総力戦に。岩谷はリング上がカオスと化しても冷静さを失わず、最後はツームストン・パイルドライバーからこの日2発目のムーンサルトプレスでカウント3。無観客試合のラストをスターダムのアイコンとして、しっかり締めている。
 

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