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レッドブルが角田裕毅ではなくローソンを選んだ理由「もし『RB22』で良い走りを見せれば…」F1ジャーナリストが説明

THE DIGEST編集部

2026.08.22

スプリント予選で12番グリッドを獲得した角田(左)と11番グリッドのローソン(右)。(C)Getty Images

スプリント予選で12番グリッドを獲得した角田(左)と11番グリッドのローソン(右)。(C)Getty Images

 F1レーシングブルズからオランダGPに参戦している角田裕毅。現地8月21日のスプリント予選ではSQ1を突破し12番グリッドを獲得。約8か月ぶり、2026年の新規定マシンでの初の実車走行で堅実な結果を残した。

 また、角田が現在座っているシートの元の所有者であるリアム・ローソンは今回、アイザック・ハジャー負傷欠場によってレッドブルから参戦した。角田と同じく初めて駆るマシンで11番グリッドを獲得。角田とローソンの差がわずか0.009秒だったのに対して、SQ2突破圏内10番手タイムとローソンの差は0.350秒と、半年間乗ってきたドライバーと初走行のマシンを走らせるドライバーとで明確に違いが生まれた。

 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がSQ3進出を果たしていることからも、ローソンがレーシングブルズに乗っていれば同じく上位グリッドを獲得できていた可能性も十分ある。ただ、今回の玉突き人事の背景には今回のグランプリの結果だけではない、別の思惑もあるという。
 
 英専門メディア『F1 OVERSTEER』は、ラルフ・バッハ記者がポッドキャスト番組『F1 -insider』に出演した際のコメントを紹介。F1ジャーナリストは「レッドブルが本来見たいと思っているのは、『RB22』とレーシングブルズのマシン(『VCARB 03』)の比較だ。その比較の『物差し』としてローソンという存在がいるわけだ」とレッドブルの意図を説明した。

「もし彼(ローソン)が『RB22』で(レーシングブルズより)良い走りを見せれば、少なくともレッドブルは『我々のマシンの方が優れている』と言えるだろう。しかし、もし大きく遅れをとるようなら、『単純にレーシングブルズのマシンの方が優れている』という見方もできるわけだ。チームがいま見極めたいのはそこなんだ」

 現在コンストラクターズランキングで中団勢トップ5位のレーシングブルズと4位に甘んじているレッドブル。ポイントの差こそあるが、稀代の才能と2030年までの契約延長を交わし捲土重来を期すオーストリア籍の強豪にとっても参考にできる要素があるのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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