バレーボールのアジア選手権(中国・天津)は女子の準決勝が8月29日に行なわれ、世界ランク6位の日本は前回大会優勝のタイ(同17位)に1-3(21-25、20-25、25-20、20-25)で敗れた。今大会、世界ランクトップだった日本の2028年ロサンゼルス五輪出場を阻んだタイの快進撃に、海外メディアから称賛の声を届いている。
格上を攻守で圧倒し、ねじ伏せた。序盤から日本の得点源である和田由紀子、佐藤淑乃らを封じるなど、タイが優位に試合を運んで2セットを連取。フェルハト・アクバシュ監督は試合途中からセッターや佐藤に代えて鴫原ひなたを投入するなど、選手交代でなんとか流れを変えようとするが、タイの粘り強いラリーや強打に対応が遅れる。
日本が第3セットを25-20で取り返したが、タイの集中力は切れず。第4セットはエースのピンピチャヤ・コクラムをはじめ、攻撃力で上回り、ラリー勝負でも日本以上の粘りでボールを落とさない。終盤に突き放したタイが第4セットを25-20で奪い切り、2大会連続の決勝進出を決めた。
優勝候補の日本を撃破したタイの金星には、海外から驚きと称賛を交えた声が上がっている。国際バレーボール連盟(FIVB)主催大会の運営などを行う『Volleyball World』は「前回2023年を含め、アジア選手権3度の優勝を誇るタイが日本相手に金星を挙げた」と報道。嬉し涙を流し、歓喜のハグを交わす選手や監督の写真を大放出した。
同メディアは勝利の立役者として20得点(スパイク19本、ブロック1本)を挙げたオポジットのピンピチャヤ・コクラム、アウトサイドヒッターのサシパポン・ジャンタウィサット(16得点=スパイク15本、ブロック1本)をMVPに挙げた。
キャプテンでセッターのポーンプン・ゲッドパードは「日本を破ったことは、私たちタイにとって大きな意味があります」と語り、「ここ数年、日本に勝てていませんでした。毎回対戦する中で、どうすれば勝てるかをずっと考えていました。チームメイトには『勝てる』と信じていたと伝え、今日ついにそれを成し遂げることができました」と笑顔で振り返った。
チーム一丸、粘り強い戦いで勝利を収めたタイ。決勝はイランをストレートで下したホスト国の中国と激突する。完全アウェーのなか、初の五輪出場を掴めるか。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「日本代表に大惨事!」女子バレーのタイ戦完敗に韓国メディア驚き「選手たちは座って大声で泣いた」佐藤淑乃の8得点が「日本にとって痛手だった」
【記事】女子バレー日本、涙の準決勝敗退「最初からタイに負けるのではないかと…」ネット落胆【アジア選手権】
【画像】一目で分かる日本の敗北を決定づけたシーン
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キャプテンでセッターのポーンプン・ゲッドパードは「日本を破ったことは、私たちタイにとって大きな意味があります」と語り、「ここ数年、日本に勝てていませんでした。毎回対戦する中で、どうすれば勝てるかをずっと考えていました。チームメイトには『勝てる』と信じていたと伝え、今日ついにそれを成し遂げることができました」と笑顔で振り返った。
チーム一丸、粘り強い戦いで勝利を収めたタイ。決勝はイランをストレートで下したホスト国の中国と激突する。完全アウェーのなか、初の五輪出場を掴めるか。
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