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格闘技・プロレス

「最初に『おめでとう』と伝えたい」無念の初回KO負け…それでも元世界王者が試合後に披露した一流の姿勢「言い訳は全くできない」【WBA世界ミニマム級王座決定戦】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.09.03

試合後の記者会見に臨んだメンデス。写真:永島裕基

試合後の記者会見に臨んだメンデス。写真:永島裕基

 WBA世界ミニマム級が同級3位のウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)が、9月2日に横浜BUNTAIで開催された「NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」のセミファイナルで、同級2位の石井武志(大橋)と対戦。初回1分05秒でKO負けを喫した。

 2019年にWBO同級王座を獲得し、2度の防衛に成功したキャリアを誇る29歳が、まさかの結果に終わった。試合開始直後から石井がかけてきた厳しい圧力の前に後退を余儀なくされると、50秒過ぎに強烈な左ボディと右フックをクリーンヒットされてしまう。

 たまらず座り込むような形でダウンしたメンデスは、重いダメージを負ったようで、レフェリーが行なった10カウントのうちに立ち上がれなかった。

 無念の結果に終わった元王者は、気丈にも試合後の記者会見に臨んだ。まず新チャンピオンを「対戦相手に、最初に『おめでとう』と伝えたいです」と祝福する。
 
 そして「言い訳することは全くできません」とし、「1ラウンドでこんなことになってしまって。ボクシングは、本当にリング上で何が起こるのか分からないスポーツだと思います」と、振り返った。

 ダウンを喫した場面については「ボディを打たれ、そこからもう動けない状態でした」としたうえで、その後に「今は、かなりリカバリーできています」と、幸い回復しつつあると明かした。

 本来のパフォーマンスは披露できなかったメンデスだが、石井を称えて潔く敗北を受け入れる言葉の数々から、一流アスリートの姿勢が感じられた。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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