「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の陸上競技・女子七種競技2日目が、9月25日に名古屋市瑞穂公園陸上競技場で開催。日本の田中友梨が、5920点で金メダルを獲得した。日本勢は同種目が五種競技だった頃の優勝はあったが、七種になった1982年インド・ニューデリー大会以降では、初戴冠だった。その快挙は混成競技ならではの“切り替え”から生まれた。
6月の日本選手権で日本史上初の6000点超えとなる6050点を叩き出した田中は、今大会の初日は5番手につける。100メートルハードルで13秒99、走高跳で1メートル68、砲丸投げで11メートル67、200メートルで25秒60だった。
愛知県名古屋市出身かつ職場も会場から近い田中にとって“地元中の地元”での大舞台で、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。田中は「1日目が終わった時に正直、すごく落ち込んでいました。ここで良い姿を見せたいのは、心の奥深くにあって、少し動きが硬くなってしまった部分はありました」と明かす。
それでも、田中は2日目最初の種目である走幅跳で自己ベストに近い5メートル80をマークして3番手に浮上。好調を自覚すると、最大の得点源であるやり投げでは断トツの55メートル39で総合でもトップに立つ。そして、こちらも得意な最終種目の800メートルでは、序盤から先頭に立ち2分15秒61のトップフィニッシュで優勝を決めた。
通常種目は結果が出なければ、そこで終わる“一発勝負”だ。しかし、七種競技と男子の十種競技は2日にわたって行なわれる。その間に、24歳はメンタルを立て直していた。田中は、以下のように振りかえった。
「伸び伸びするのが、自分のスタイルだと思っています。力みが目立ってしまったと思ったので、2日目は、もう楽しくいこうと切り替えて、あとは全力で、モチベーションを上げるために楽しくいけて、やはりそれが自分のスタイルだと思ったので、プレッシャーは大きかったですけど、それが自分のスタイルを見直せばよいという、きっかけにもなりました」
地元開催特有の重圧を、自身の方法で乗り越えた田中が、今大会の陸上で日本に初の金メダルをもたらした。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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6月の日本選手権で日本史上初の6000点超えとなる6050点を叩き出した田中は、今大会の初日は5番手につける。100メートルハードルで13秒99、走高跳で1メートル68、砲丸投げで11メートル67、200メートルで25秒60だった。
愛知県名古屋市出身かつ職場も会場から近い田中にとって“地元中の地元”での大舞台で、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。田中は「1日目が終わった時に正直、すごく落ち込んでいました。ここで良い姿を見せたいのは、心の奥深くにあって、少し動きが硬くなってしまった部分はありました」と明かす。
それでも、田中は2日目最初の種目である走幅跳で自己ベストに近い5メートル80をマークして3番手に浮上。好調を自覚すると、最大の得点源であるやり投げでは断トツの55メートル39で総合でもトップに立つ。そして、こちらも得意な最終種目の800メートルでは、序盤から先頭に立ち2分15秒61のトップフィニッシュで優勝を決めた。
通常種目は結果が出なければ、そこで終わる“一発勝負”だ。しかし、七種競技と男子の十種競技は2日にわたって行なわれる。その間に、24歳はメンタルを立て直していた。田中は、以下のように振りかえった。
「伸び伸びするのが、自分のスタイルだと思っています。力みが目立ってしまったと思ったので、2日目は、もう楽しくいこうと切り替えて、あとは全力で、モチベーションを上げるために楽しくいけて、やはりそれが自分のスタイルだと思ったので、プレッシャーは大きかったですけど、それが自分のスタイルを見直せばよいという、きっかけにもなりました」
地元開催特有の重圧を、自身の方法で乗り越えた田中が、今大会の陸上で日本に初の金メダルをもたらした。
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