ワーナー・ディアンズのラグビーは簡潔そのもの。身長201センチ、体重117キロと大きく、強く、しなやかであるのをフル活用する。
普段の赤白と異なる白いジャージーで東京・秩父宮ラグビー場に立ったのは10月24日。日本ラグビーフットボール協会の100周年記念試合へ、日本代表の5番をつけて臨む。世界ランクで1つ下回る10位のフィジー代表にぶつかる。
9月19日の同じ場所でのパシフィック・ネーションズカップ決勝では、同カードを20―15で制していた。ただし件のファイナルに、ディアンズは出ていなかった。所属する東芝ブレイブルーパス武蔵の薫田真広代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーによると、それまでずっと休みのなかったディアンズが日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチへ「直談判」し、つかの間の休暇を獲得したのだ。
ディアンズは昨年の代表戦を戦い切ると、今年2月から国際リーグのスーパーラグビーに挑戦。母国ニュージーランドの名門であるハリケーンズへ期限付き移籍し、主力として大会制覇を果たしていた。
その後は日本代表の主将として、新設ネーションズチャンピオンシップの前半戦や対オーストラリア代表2連戦に出場。約4か月間、世界トップレベルのゲームに挑んできた。9月の活動を他の仲間に託すのは自然な流れとも取れた。
満を持して復帰し、齋藤直人とともに共同主将を託された。10月からのキャンペーンのファーストマッチが、今度の80分だった。
鉛色の空から冷たい雨が降るなか、自分の太ももあたりに頭のあるエスコートキッズの手を握って入場したディアンズ。前半1分からのアタックで早速、仕掛けながらのパス、フィールドの左中間での突進を刻む。
4分には、敵陣ゴール前右で自軍ラインアウトを確保。高い打点だ。着地するや味方を束ね、塊を自身から見て右に、左に、右にと蛇行させながら、前に押し進める。齋藤に先制させた。
被ターンオーバーからの失点などで7—14と勝ち越されていた22分には、豪快なフィニッシュでスタンドを沸かせる。
日本代表が敵陣22メートルエリア右のスクラムから左方向へ展開し、トライラインに迫って中央に接点を作る。ここに5番が駆け込む。齋藤が持ち出した球を引き受けて壁にぶち当たると、そのまま突き抜け、太ももを振り上げ、倒れ込みながら白線の向こうに球を置いた。
以後もインパクトを示した。
14―21とされていた28分には、自陣ゴール前左の相手ボールラインアウトに空中でプレッシャーをかける。
続く35分には先取点と似た形を、捕球役ではなく支柱役として成立させる。21―21と同点に追いつく。
攻め込みながらのエラーを契機に21―28とされてしまっていた後半4分には、敵陣中盤でのビッグタックルで未然に波状攻撃を防ぐ。
攻めに転じていた13分には、14フェーズに及ぶ物語を自ら仕上げる。
敵陣ゴール前左中間で地面のボールを拾い上げ、トライゾーンにねじ込む。ちなみにその4つ前のフェーズでは、軽やかなフットワークと粘り腰で狭い区画をすり抜けていた。28—28。
28―31と再び先行されていた24分には、守りで際立つ。
自陣ゴール前左中間の接点へ上体を差し込み、地面に腕を伸ばし、楕円球を後方へかき出す。16フェーズもの猛攻を断ち切り、逆転への望みをつなぐ。
普段の赤白と異なる白いジャージーで東京・秩父宮ラグビー場に立ったのは10月24日。日本ラグビーフットボール協会の100周年記念試合へ、日本代表の5番をつけて臨む。世界ランクで1つ下回る10位のフィジー代表にぶつかる。
9月19日の同じ場所でのパシフィック・ネーションズカップ決勝では、同カードを20―15で制していた。ただし件のファイナルに、ディアンズは出ていなかった。所属する東芝ブレイブルーパス武蔵の薫田真広代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーによると、それまでずっと休みのなかったディアンズが日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチへ「直談判」し、つかの間の休暇を獲得したのだ。
ディアンズは昨年の代表戦を戦い切ると、今年2月から国際リーグのスーパーラグビーに挑戦。母国ニュージーランドの名門であるハリケーンズへ期限付き移籍し、主力として大会制覇を果たしていた。
その後は日本代表の主将として、新設ネーションズチャンピオンシップの前半戦や対オーストラリア代表2連戦に出場。約4か月間、世界トップレベルのゲームに挑んできた。9月の活動を他の仲間に託すのは自然な流れとも取れた。
満を持して復帰し、齋藤直人とともに共同主将を託された。10月からのキャンペーンのファーストマッチが、今度の80分だった。
鉛色の空から冷たい雨が降るなか、自分の太ももあたりに頭のあるエスコートキッズの手を握って入場したディアンズ。前半1分からのアタックで早速、仕掛けながらのパス、フィールドの左中間での突進を刻む。
4分には、敵陣ゴール前右で自軍ラインアウトを確保。高い打点だ。着地するや味方を束ね、塊を自身から見て右に、左に、右にと蛇行させながら、前に押し進める。齋藤に先制させた。
被ターンオーバーからの失点などで7—14と勝ち越されていた22分には、豪快なフィニッシュでスタンドを沸かせる。
日本代表が敵陣22メートルエリア右のスクラムから左方向へ展開し、トライラインに迫って中央に接点を作る。ここに5番が駆け込む。齋藤が持ち出した球を引き受けて壁にぶち当たると、そのまま突き抜け、太ももを振り上げ、倒れ込みながら白線の向こうに球を置いた。
以後もインパクトを示した。
14―21とされていた28分には、自陣ゴール前左の相手ボールラインアウトに空中でプレッシャーをかける。
続く35分には先取点と似た形を、捕球役ではなく支柱役として成立させる。21―21と同点に追いつく。
攻め込みながらのエラーを契機に21―28とされてしまっていた後半4分には、敵陣中盤でのビッグタックルで未然に波状攻撃を防ぐ。
攻めに転じていた13分には、14フェーズに及ぶ物語を自ら仕上げる。
敵陣ゴール前左中間で地面のボールを拾い上げ、トライゾーンにねじ込む。ちなみにその4つ前のフェーズでは、軽やかなフットワークと粘り腰で狭い区画をすり抜けていた。28—28。
28―31と再び先行されていた24分には、守りで際立つ。
自陣ゴール前左中間の接点へ上体を差し込み、地面に腕を伸ばし、楕円球を後方へかき出す。16フェーズもの猛攻を断ち切り、逆転への望みをつなぐ。





