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「心が休まりません」先の見えないアスリートの本音をバドミントン奥原希望が吐露

THE DIGEST編集部

2020.04.01

バドミントン女子シングルス奥原が、自身のSNSに現在の心境を綴った。(C)Getty Images

バドミントン女子シングルス奥原が、自身のSNSに現在の心境を綴った。(C)Getty Images

 バドミントン女子シングルスで東京五輪出場を確実にしている奥原希望が、元陸上選手の為末大さんのコメントに反応し、現在の心境を自身のSNSに投稿した。

 スポーツコメンテーターとして活躍する為末氏が「何月まではもう試合はやらないと宣言してあげないと、選手たちはいつまで練習を続けていいかわからない。リスクをとって宣言するべきだ」と元アスリートとして、現役選手の身となり進言。

 そこに奥原はすぐさま反応し、「いつ試合が始まるか不明なので、練習環境が不十分な今、焦りや葛藤があります。休もうと思っても、心のどこかに不安がある状態では心が休まりません」と困惑した生活を明かした。

 続けて「限られた条件の中で練習する環境を探り始めると自然と選手が集まり感染の確率も上がってしまいます。スポーツ界だけの問題ではありませんが」とコメントしている。
 
 奥原は、2016年リオ五輪で日本選手初となる女子シングルスで銅メダルを獲得。昨年1月からは、プロ選手として東京五輪金メダルを目指し活動をしている。

 今回、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、五輪延期という異例の事態が生じた。そこから派生し、各スポーツ界において、試合の中止や延期、さらには選考方法等が保留にされている現状もある。アスリートにとって先の見ない状況はコンディションやメンタルを維持していくことが難しい。多くのスポーツ界で抱えている悩みは同じだが、選手の素直な気持ちとして受け止めるべきだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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