モータースポーツ

「美しい…」「すごいバランス感覚!」美女ドライバーのカルデロンがユニークなエクササイズを公開

甘利隆

2020.04.08

美女ドライバー、カルデロンが、家でできるユニークなエクササイズを公開した。(C)Getty Images

 F1 アルファロメオ・レーシングのテストドライバーを務めるタチアナ・カルデロンが、自身のSNSにユニークなエクササイズの動画をアップした。

 バランスボールに座りながら卓球のラケットを両手に持ち、ボールを繰り返し跳ね上げる様子はどこかユーモラスだが、バランスボールで体幹を鍛え、左右の手でバランスを取るという動きは、過酷なGフォースに耐えながら正確な操作を迫られるドライビングのトレーニングとして、かなり有効なのかもしれない。

「バランスを取って調整する。創造的であり、私たちが自分自身を捧げる時間があれば、毎日がアクティブになります! すべての人にハッピースポーツデー!!」と綴られた投稿には、「美しい…」「すごいバランス感覚!」「あなたは私のインスピレーションよ!!!」「元気でうれしい! あなたが早く走るのを観たい!!」といった多くの反応が寄せられた。
 
 2020年シーズン、日本のスーパーフォーミュラ・シリーズに『スリーボンド・ドラゴコルセ』から参戦するコロンビア出身の27歳は、回転寿しの皿をうず高く積み上げる様子(画像を確認したところ19枚)や、箸を使って鍋をつつく画像、富士山をバックにしたトレーニング風景などをSNSを通じて発信しており、日本での新しい冒険を楽しんでいた模様だ。
 
 3月後半にテスト走行を行ったスーパーフォーミュラのマシンに関しては、「学ばなくちゃいけないことがたくさんありますね。ダウンフォース(マシンを路面に押し付ける力)が大きく、F1に近い感覚です。ここ数年、ピレリのタイヤで走っていたので、ヨコハマの特性にも早く慣れないと」と感想を述べている。

 F1で優勝7回、2回のランキング3位を獲得し、インディ500でも2度の優勝を誇る地元の英雄、ファン・パブロ・モントーヤに憧れて9歳で初めてレーシングカートに乗ったカルデロン。10歳からレース活動を開始した彼女は、北米の『スター・マツダ・チャンピオンシップ』などを経て、2011年終わりからはヨーロッパへと戦場を移し、昨シーズンはFIA F2に参戦。2017年にはザウバーF1(アルファロメオ・レーシングの前身)の開発ドライバーに抜擢され、当初はシミュレーターを使ってのドライビングのみだったが、チーム名を変えた現在は、実際にF1マシンのテスト走行も行なう。

 また今シーズンは、ル・マン24時間耐久レースと、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)に、ドイツ出身で19歳のソフィア・フローシュ、F1マシンのテスト経験を持つイギリスのキャサリン・レッグの女性3人で、リシャール・ミル・レーシングからLMP2クラスに参戦することも決まっている。

文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super

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