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格闘技・プロレス

DDT開催。朱崇花は「今が試練」と、木村花さんへの思いを胸に戦う。丸藤正道は朱崇花とのシングルに「やってもいい」

どら増田

2020.06.08

ジャーマンなど果敢に攻め込み、気持ちの強さを見せた朱崇花。

ジャーマンなど果敢に攻め込み、気持ちの強さを見せた朱崇花。

 DDTプロレスリングのスーパーTVショー『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】』が7日、ABEMA、WRESTLE UNIVESSEで中継された。

 第6試合では、HARASHIMA&丸藤正道の“ハラシマルフジ”が、MAO&朱崇花(あすか)と激突した。当初、この日に予定されていた、埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会では、“ハラシマルフジ”VS“シーマソーマ”の対戦が組まれていたが、大会自体の開催が見合わせとなったため試合が流れてしまいカードが変更となっている。

 試合は丸藤と“ジェンダーレスレスラー”朱崇花の初遭遇からスタート。丸藤はチョップ、キック、エルボーなど容赦なく厳しい攻撃を加え、朱崇花も負けじと、エルボー、スピンキック、ボディスラムなどで反撃する。

 MAOはハリウッドスター・プレスを丸藤に見舞うなど奮戦。15分過ぎ、HARASHIMAが朱崇花にスワン式ボディプレスを浴びせれば、朱崇花はジャーマン連発で逆襲した。

 さらにMAOと朱崇花は、合体式のチョークスラムをHARASHIMAに見舞い、朱崇花がムーサルトプレスを放つ。しかしこれをHARASHIMAが剣山でカットし、ファルコンアロー。丸藤がトラースキックを繰り出して、朱崇花にダメージを与えると、最後はHARASHIMAが強烈な蒼魔刀を叩き込んで3カウントを奪取した。試合後、朱崇花は丸藤に張り手を見舞い、気持ちの強さを見せつけた。
 
 マイクを持った丸藤が「流れてしまったけど、“シーマソーマ”と必ずやりましょう。楽しみにしてます」と言えば、HARASHIMAは「久しぶりの“ハラシマルフジ”、画面の向こうからの応援がたくさん聞こえてきて勝つことができました。みんなの前で試合する日が来るまで楽しみにしててください。“シーマソーマ”とやってやるさ。勝ってやるさ!」とアピールした。

 バックステージで丸藤は「また新しいものが生まれると思うし、お互いに(?)40超えてると思うけど、出会ってしまえば、化学反応できる。朱崇花、いい選手ですね。やりたいならシングルでもやってやる」と衝撃のコメント。

 思わぬ“指名”を受けた朱崇花は、「丸藤さんは埼玉栄のレスリング部で、私は仙台育英でレスリングやってました。リングに立てば、私は誰でも『ぶっ倒してやる』という気持ちでやってます。シングル?場所はどこでもいいからやってみたい」と話した。また、5月23日に急逝した木村花さんの友人だった朱崇花は、「何かね……。私もここ最近はちょっといろんなことがあったので、ちょっと本当に……今が試練だなって時期なんですけど。これを乗り越えたらきっと……きっと谷?谷があると思うので。この試練と真っ向勝負で向き合っていって、これからも精進していきたいなと思います」と決意を述べていた。

 プロレスリング・ノアから参戦した丸藤は、前日の金剛とは違い、“シーマソーマ”や朱崇花とのシングルをアピールするなど、今後もDDTマットでの闘いを続けていく。

◆DDT◆
『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】』
2020年6月6日配信
DDT TV SHOWスタジオ 観衆0人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
○HARASHIMA&丸藤正道(17分24秒 体固め)MAO&朱崇花●
※蒼魔刀

文●どら増田

【動画】「今が試練」朱崇花が木村花さんへの思いを語る
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