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石川祐希の入団にミラノのピアッツア監督が「要となる存在」「私に手を貸してほしい」と期待を寄せる

THE DIGEST編集部

2020.06.12

ミラノのロベルト・ピアッツァ監督からも期待を寄せられている石川。(C)Getty Images

ミラノのロベルト・ピアッツァ監督からも期待を寄せられている石川。(C)Getty Images

 現地時間6月10日、男子バレーボール日本代表の石川祐希がイタリア セリエAのキオエネ・パドヴァから同リーグのアリアンツ・パワーバレー・ミラノ(ミラノ)へ移籍することが正式発表された。日本のエースの動向は、イタリア国内の主要スポーツメディアのみならず欧州各国でも大きく報じられている。

 新天地となるミラノは公式HP上で、「移籍市場のビッグニュース。クラブは日本代表のアタッカー、石川の入団を喜びとともに正式に発表いたします。契約期間は2020-21シーズンです」と、石川の新加入を歓迎。2014年からイタリアで挑戦を続けている石川を、際立ったテクニックを武器に目覚ましい成長ぶりを見せている選手であり、日本男子バレーボール界のシンボルかつ真のスターと称賛している。

 昨シーズン(新型コロナウイルス感染拡大の影響で途中終了)の石川の記録、通算242得点、エース29本を挙げて直近の活躍を紹介。2015年ワールドカップでのベストアウトサイドスパイカー受賞、さらに、2017年アジア選手権で中心選手として日本代表に大会通算9度目の金メダルをもたらし、最優秀選手(MVP)に輝いたことなども伝えている。
 
 同HPでは、石川についてロベルト・ピアッツァ監督のコメントも掲載。クラブが石川に注目した理由は、「これまで所属したすべてのチームで要となる存在だったからだ」と言う。続けて、「まさに私たちが求めていた、チームの調和を大切にする選手。(ミラノで)実力を惜しみなく発揮するべきだ。チームのプレーシステム向上のために監督である私に手を貸してほしい」と、石川への大きな期待を込めてコメントしている。

 移籍が公式発表された翌日の同11日、ミラノは公式ツイッター上で、現在日本に滞在する石川の動画を公開。「皆さん、こんにちは。石川祐希です。パワーバレー・ミラノに新加入することになりました。このクラブでプレーできることをとてもうれしく思っています。皆さんと力を合わせ、良いシーズンにしたいですね。近いうちに体育館でお会いしましょう。チャオ!」と、見事なイタリア語でファンに向けてメッセージを送った。
 

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