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格闘技・プロレス

「終わりにしたくない」ノア清宮海斗は大きな学びを得て前を向く。武藤敬司は選ばれし「M」でユニット結成!

どら増田

2020.06.15

「仮想息子じゃないけど…」と、清宮に対して容赦ない攻撃を見せた武藤。清宮は最高の授業を受けた。

「仮想息子じゃないけど…」と、清宮に対して容赦ない攻撃を見せた武藤。清宮は最高の授業を受けた。

 プロレスリング・ノアは6月14日、TVマッチ『NOAH “GO FORWARD”Day1』をノア特設アリーナからABEMAで中継した。

 ノアの若きエース清宮海斗が、レジェンドレスラー武藤敬司の「対角線に立ちたい」という強い気持ちを口にしたことから、清宮&谷口周平&モハメド・ヨネと、武藤&丸藤正道&望月成晃による6人タッグマッチが実現した。

 6人タッグでは初遭遇となったが、2人は2回、同じコーナーに立ち一緒に闘ったことがある。先に清宮組が入場。清宮はこの日を待ってましたとばかり、気合いの入った表情を見せる。丸藤&望月に続いて、武藤が最後に入場。リングインすると、清宮は武藤に近づき早くも臨戦態勢に。武藤は視線を合わせようとしない。

 先発は清宮と武藤でスタート。2人は組み合うとグラウンドの攻防へ。武藤がアキレス腱固めを極めると、清宮はロープにエスケープ。その後も武藤は清宮に「差」を見せつけるかのようにグラウンドで圧倒する。突破口を開きたい清宮は、代わった丸藤に武藤の十八番であるフラッシングエルボーを決めると、コーナーの武藤に襲いかかり場外へ突き落とす。

 しかし、武藤はロープ越しにドラゴンスクリューを決め、リング内でもドラゴンスクリューからの足4の字固めという必殺コースで清宮を悶絶させる。その後も武藤は清宮の右膝潰しに終始。清宮は投げっぱなしジャーマンで一矢を報いるも、試合はヨネが捕まり、望月の三角蹴り、武藤のシャイニングウィザード、最後は丸藤がパーフェクトキーロックを極めてギブアップ勝ちとなった。
 
 武藤は試合終了のゴングが鳴っても清宮に足4の字固めを極めたまま、離さず清宮をしっかりと潰してみせた。

 試合後、武藤は「清宮ですか。実はウチの息子と同い年でね。息子はさ、プロレスラーにならないで、普通の社会に行ったからな。ホントはね。いつか闘ったりとか俺は夢見てたんだけど。それは夢破れ、仮想息子じゃないけど、ちょっと張り切り過ぎてよ。まあまあいい勝負できたかなって。ホント潰すつもりで行ってるからね。俺まだまだ引き出しいっぱい持ってるから。違った武藤敬司でも勝負できるし。まだまだ胸を貸してもいいかななんて思ったりしますよ。これからも(3人で)組んで試合していきたいよな」と、コメントすると、丸藤が「ちょっと敷居の高いイニシャル“M”の人間集めないですか?」と、提案。「やるならnWoを上回るようにしたいよな。Mに乗った!」と武藤が応えたため、イニシャルMの選手を集めた新ユニットが結成された。

 試合後丸藤がTwitterにて、「ユニット名は『M's alliance』(エムズ アライアンス) 『M』の同盟だ」と発表している。
 

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